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Author:おもしろ本棚
読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
赤軍女兵士の今を描く『夜の谷を行く』。
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桐野夏生 著 文藝春秋

1972年、連合赤軍リンチ事件。
「山岳アジト付近の土中からまた遺体が発見されました」
というニュースをテレビで観ていた記憶があります。
学生運動も連合赤軍事件も、
わたしにとっては一つ上の世代の出来事でした。

どちらかと言うと若松孝二監督の映画
『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』で観た印象の方が強烈です。

そうは言っても昭和の大事件の一つ。
桐野さんの書いた、40年後の女性兵士の今を
読みたいと思い手に取りました。



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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

ベスト出ました!『ポーランドのボクサー』。
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エドゥアルド・・ハルフォン 著 白水社Exlibris

昨年出版された本ですが、わたし的今年上半期のベスト!

昨年大絶賛を集めた『すべての見えない光』と一緒に
「日本翻訳大賞」を受賞した、
グアテマラ出身ユダヤ系作家の短編集です。

3つの原書に収載された12編を、日本での出版のために、
作者自身が順番を決めたオリジナルリミックス版。
確かに、時間も場所も登場人物も複雑に絡み合っていて、
コルタサルの『石蹴り遊び』(読んでないけど)みたいに
順番を変えて読み直してもおもしろそう。

作者と同じ名前、同じ境遇の「私」が語る
オートフィクションという手法が取られています。


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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

泣いた『夢に見れば 死もなつかしや 小説・木歩と声風』。
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福永法弘 著 角川学芸出版


なりはひの 紙魚と契りて はかなさよ

という俳句をあるサイトで読みました。
句の作者「富田木歩」という初めて聞いた名前に
興味を持って、ググってみました。

木歩は明治30年、現在の墨田区向島の生まれ。
1歳の時の高熱が原因で、両足が麻痺し、
生涯歩くことができませんでした。

俳号の「木歩」は自分で作った木の義足に倚るとも
自分は役に立たない「木の歩兵」だという
意味だとも言われています。


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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

もしかしてめちゃ深いのか?『騎士団長殺し』。
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村上 春樹 著 新潮社


図書館の10冊の予約枠の2冊分を
何ヶ月も占領されるは嫌だなあ、
落ち着いたら予約しましょう、くらいに考えていたのです。

しかし、無欲は棚ぼたの母(今、作った)。
読書会のSちゃんが貸してくれ、
思いがけず発売から3ヶ月あまりで読めることに。

Sちゃんと春樹さまに柏手を打っておもむろに読み始めましたが、
ジェットコースター的展開にどうなるのどうなるのと、
どんどん次々先が読みたくなって、読書力激落ちのわたしなのに、
あっという間に上下合わせて1,040ページ余を一気に読み終えました。

さて、と。(ネタバレあるかも注意報!)
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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

すくっと立っている、『すみなれたからだで』。
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窪 美澄 著 河出書房新社


5年ぶりくらいに読んだ窪作品は短編集です。
いろいろな場所で発表した短編を集めたもので
(再録のものもあります)、
一つのテーマの下に書かれたものではないと思われますが、
なんとなく同じような後味の残る8編でした。



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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学