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Author:おもしろ本棚
読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
アラフォーの美しい恋愛小説『マチネの終わりに』。
machine.jpg
平野啓一郎 著 毎日新聞出版


初めて読んだ平野啓一郎さん。
京大在学中に芥川賞を受賞して話題になった時に
ちょこっと読もうとしてみましたが、
私には歯が立たない感じで諦めていた作家です。

最近、Twitterでけっこう政治的な発言が目立つ平野さん。
ツイートを読むとちゃんと私でも歯が立つので、
昔より、親しみは感じていて、しかも、大人の恋来小説と聞いて
図書館に予約を入れ、かなり待たされてやっと手に入れました。


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この人知ってる? 『女子プロレスラー 小畑千代』。
obata.jpg
秋山 訓子 著 岩波書店


サブタイトルは「闘う女の戦後史」です。
この本は“小畑千代”という一人の女性の闘いを描くことで
1960年代後半から10年くらいの間の
戦後の日本社会の表と裏が書かれています。

手に取ったのは、もちろん小畑千代さんを知っているから。
12チャンネルで、モノクロで、観ていました。
相棒の佐倉輝美さんのことも覚えています。

「女なのに強い」「女だてらに頑張っている」という
印象は、当時小学生だったわたしには全然ないのです。
ジェンダーもフェミニズムもなく、
単純に、一人の闘士としてカッコ良かったから
観ていたのだと思います。


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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

見たくないものに向き合う『 i 』。
i.jpg
西 加奈子 著 ポプラ社


大好きな西加奈子作品。
でも、この本の読後感は重たくて、重たくて
ちょっと気が滅入っています。

わかっていたけど、見たくなくて、目を背けていたものを
「ちゃんと見なくちゃ、知っておかなくちゃ」と突きつけられるからです。

主人公のアイは、裕福な米国人の父と日本人の母の元にもらわれた
シリア人の女の子。
「選ばれたのは、なぜ自分なのか」という疑問が常に頭を離れず
「自分だけがぬくぬく生きている」という後ろめたさに苛まれています。


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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

静かにひたひたとしみてくる『五月の雪』。
SnowinMay.jpg
クセニア・メルニク 著 小川高義 訳 新潮クレストブックス


しみじみとしたいい時間を過ごせた、
あ〜読めて幸せだったとページを閉じました。

別れや失望や不自由なことがたくさん出てくる
厳しい現実に追いかけられる短編ばかりで、
それでも、なぜか心が温まったような印象が残るのです。

15歳までをかつて一番過酷だと言われた強制収容所のあった
シベリアのマガダンという港町で育ち、
アラスカに移住したという作者の
小さな事件のすくい上げ方がうまいせいでしょうか。

1900年台後半のソ連から2012年のカリフォルニアまで
ロシアとロシアからアメリカに移民した人々の
人生に起きたさまざまな事件を取り上げ、
一つの物語の登場人物が他の物語の人物につながっていく
ゆるやかな連作短編集です。


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1960年代の恋人たちは今…『ゼンマイ』。
zenmai.jpg
戌井昭人 著 集英社


そりゃもう大好きな戌井昭人さんの新しい作品ですから
昨日図書館でゲットして、昨日の夜読み終わってしまいました。

今日はまだ余韻に浸っています。
77歳のじいちゃんが語る若い頃のバリバリ恋愛ストーリーですから。

1967年、日本で巡業ツアーを行ったフランスの「ジプシー魔術団」。
ハファはそこの団員で、モロッコ生まれの20代女性。
やんちゃをして逃げ回っていた竹柴保は
ひょんな縁で一行の機材運搬トラック運転手を引き受け、
ハファと恋に落ちることに…
「つうか、ハファとは毎晩いたしてた。
おれもハファも若かったから、お互いさかりのついた犬みたいだったしね」という感じ。

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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学