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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
きっと君も泣く!『千の輝く太陽』。
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カーレド・ホッセイニ著 土屋政雄 訳 早川書房

読むのに長い時間がかかってしまったのは
忙しかったせいもあるけれど、
涙が出てきてしまうので家でしか読めなかったからです。

ほんとにどれだけ泣かされたことか。

舞台は1959年から2003年までのアフガニスタン。
もう、それだけで、戦争・飢餓・暴力・圧政・難民など
地球上のありとあらゆる困難がこれでもかと襲いかかってきた
時代と場所であることがわかります。


しかも主人公マリアムは私生児の女性。
イスラム原理主義の支配する中で女性であることは
それだけで災難です。
何しろ働くことやおしゃれをすることはもちろん、
夫や兄弟の付き添いなしに
街を歩くことさえ禁止されていたのですから。

人里離れた田舎の小屋で被害妄想気味の母親に育てられ、
時々訪れる父親のことが大好きだった少女は
14歳になったときに思いきって街にある父の家を訪ねます。
彼女の悲劇はそこから一気に動き始めます。
『おしん』だってここまでかわいそうじゃなくない?
って思うくらいかわいそうなマリアム。

それでも、20年後聡明で美しい少女ライラと心を通わせることで
辛くても生きてきてよかったと思えるようになります。
が…、そんな彼女にさらに悲劇が…。

少女時代のマリアムのことをライラが思うシーンを
ちょっと長いけど引用します。

「この少女は、人生に多くを要求しない女に成長していく。
数年後には、他人に重荷を背負わせない女になる。
自分にも悲しみや落胆があり、夢を愚弄された経験があることなど
絶対に明かさない女になる。
それは川床に根を張る岩のように、激流に黙々と堪え、
襲いかかる乱流に品格を磨かれていく女だ」

マリアムは、かつて知った物語のヒロインの中で
一番ハードボイルドなヒロインだと思います。

あ〜あ、泣いた泣いた。
それにしても、カルザイ議長がかっこよく登場してから
政情が落ち着いたように見えるアフガニスタンですが、
どうかどうか女性にとって(もちろん男性にもね)暮らしやすい
国になっていますように。

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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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