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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
熱いぞ!『村に火をつけ、白痴になれ 伊藤野枝伝』。
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栗原 康 著 岩波書店


ダダイスト辻潤を捨て、アナキスト大杉栄に走り、
平塚らいてうの跡を継いで『青鞜』の編集・発行人を務め、
結婚制度や貞操大事な考え方に筆1本で戦いを挑み、
極貧生活でも7人の子どもを産み、
28歳で官憲に虐殺された伊藤野枝。

凄い人生を送った人だけど、
決してめちゃくちゃ有名でもない伊藤野枝。
著者の栗原さんも初めて知った名前です。
それなのに、図書館で今も21人待ち!
なんだろう、この人気?



わたしは物語好きなので、
読む物の中のノンフィクションの割合は15%くらいです。

それでも、この本は、友だちの友だちのブログを読んで、
読みたくてたまらなくなり
速攻で図書館に予約を入れ、待ちに待って手に入れました。
そして一気読み。

なんだか元気が出て、どんどん読みたくなる文章です。
疾走感があるってヤツでしょうか。
ひらがなが多くてリズム感があるからでしょうか。
野枝がかっこいいからでしょうか、ちくしょう
(ちくしょうは文中に頻繁に登場します)。

栗原さんはとにかく野枝さんに惚れ込んでいます。
評伝だからって、その気持ちを隠す気はまったくなく、
野枝を絶賛し、応援し、肩を持ち、
タイトルの通り「もっとやれ、どんどんやれ」と
けしかけるスタンスです。

ちょっと行き過ぎ? えこひいき? と思うところもありましたが、
死んでから90年近くたっているのに
ここまで1人の男をめろめろにする野枝力に脱帽、の感じです。

カネがない、それがどうした、もらえばいい。奪えばいい。
やりたいことをやればいい。それが生きるということだ。
貧乏上等。国も政府もいらない。

というのが野枝の思想の基本です。
後半はともかく、困ったら助けてもらい、
その代わり、できるときは人を助けるという金銭感覚は
林芙美子の『放浪記』に似ています。

明治、大正の庶民にはわりと当然の感覚だったのかもしれませんね。
でも、半端ない行動力があり、
どんなときもはっきりと自分を持っているところが凄いです。
そして、その強さとうらはらに写真の野枝ちゃんはかわいいです。
ちきしょう。
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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

コメント

伊藤野枝と管野スガ、この二人の女性の生き方は凄い。革命志向もそうだけど、自由恋愛感も半端じゃない。
[2016/10/21 06:48] URL | 天馬トビオ #- [ 編集 ]

そうなんだー。
スガちゃんの本も読んでみたいです。
革命思考と自由恋愛っていつも二つ1組みたいだね。
[2016/10/25 11:04] URL | jefy #a7oJ0Vfo [ 編集 ]


日本近代史上の四角関係、いわゆる「日影茶屋事件」を描く、吉田喜重監督の『エロス+虐殺』も!
[2016/10/28 15:13] URL | 天馬トビオ #- [ 編集 ]


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