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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
今さらですが良い本でした「羊と鋼の森」。
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宮下奈都 著 文藝春秋

今ごろになって感想文を書くのは恥ずかしいくらい
「もう、みんな読んでるよね本」なのですが
(2016年本屋大賞受賞作だしね)、
とても良かったので、書かずにいられません。

ストーリーはいたってシンプル。
北海道の山奥の村で育った青年が
素晴らしい腕前を持つ調律師に出会ったことから
調理師を目指して勉強し、仕事とし、
さまざまな人や音楽と出会い、成長していく物語です。


宮下さんが、「書きたかったのよ、これ」と言いながら
書き進めているうれしそうな顔が見えるようなんです。
考えなくても、言葉があふれてきたんだろうなあと思えます。

音や音楽を言葉にすることは難しい作業でしょう。

レコード評(って今も言う?)を読んだりすると、
「音が粒だっている」みたいな、独特な言い方があったりして
がんばって音楽語で語っているぞ、と思いますが、
この小説の音や音楽を語る言葉には苦労があまり感じられません。
自然に湧き上がった言葉の心地よさがあるのです
(そう思わせるのが宮下さんのワザなのでしょうが)。

全ての原点は「ピアノは森だ」と思いついたところにありそう。
ハンマーの原料の羊毛、
響板になるスプルースという松の一種など、
自然=森の生命力がピアノには詰まっていること。

そして、ピアノそのものが、何が飛び出してくるかわからない
歩を進めると新しい景色がひらけていく、森のような存在であること。

森を、自然を、音楽を、感じながら、最後のページを閉じると
「あ〜、良い本を読んだ!」という爽やかな読後感が残ります。

主人公の外村くんは、
自分で気がついていないピュアで一途な心を持っていて
まっすぐに歩いていく人。
きっとドラマか映画になると思うので、
読んだ方とキャスティンについて語りたいです。


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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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