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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
『夜中に犬に起こった奇妙な事件』は切なかった。
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マーク・ハッドン 著 小尾芙佐 訳
早川epi文庫

久しぶりに本を読み終えた気がする…。
いやいや、合宿課題本を別にすると、です。

友だちのMちゃんがブログで絶賛していたので読んでみました。

数学や物理について天才的なのに、他人と上手に付き合えない
自閉症の少年クリストファー(15歳)が、
近所の家の犬が殺された事件の犯人を探しながら、
少しずつ成長していく物語。おおっ、好きなタイプです。

でも、読み終わって印象に残ったのは、
「少年の成長」ではなく、
「自閉症という病気の切なさ」の方でした。

彼はたしかに「事件」を通して成長しました。
恐怖に耐え、雑音を閉め出して集中し、目的を遂げました。
偉かったし、がんばったし、自信をつけたと思います。

でも、その病気のゆえ、
「人を愛すること」はやっぱりできないままでした。
自分の面倒を看てくれるから、お父さんとお母さんは必要な存在。
自分にいろいろ教えてくれるから、先生は大切。
ペットであるネズミのトビーの世話はするけれど、好きとは違うような。

狭い閉ざされた部屋に一人でいるのが好きで、
人に触られるとパニックを起こしてしまう、

そういうクリストファーはずっと変わらなくて
父さんも母さんも、ある線から中には入っていけない。

切ない関係です。

この小説はクリストファーが書いた記録という形なので
感情表現がほとんど出てきません。

「怖い」はあるけど、「悲しい」「愛しい」「うれしい」はありません。

そういうところが、すごく上手に自閉症の現実を伝えていて、
クールでかっこいい小説だと思いました。

読み終わってから知ったことですが、
日本では2014年に、森田剛さん主演で舞台化されています。
知っていたら、剛くんのイメージで読んで、印象も違っていたでしょうか。



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