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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
朝井まかて 「眩」


女性作家が江戸の絵師のことを書くのがブームなんでしょうか。
と言うか、日本美術がちょっとブームなのか。
上野の若冲展は、とにかくすごかったらしいし。
これは葛飾北斎の娘・応為ことお栄のお話です。
 
 
資料の少ない人で、残っている作品も多くはない。
けれど、父・北斎が「美人画はおれよりうまい」と言ったとか。
女だてらに春画・枕絵も描いてます。
去年アニメ化された杉浦比奈子「百日紅」はまさに、この応為=お栄のお話でした。
応為も、注目を集めつつある?

父と一緒に絵を書いていたお栄は、一度は嫁に行ったものの、夫に愛想を尽かし、おさんどんや夜の営みよりも絵を描いていたくて、出戻ってくる。
あとは、父・北斎のそばで、北斎が死んだあとは一人で、絵を描き続けます。

この「眩」ではお栄は善次郎(渓斎英泉)への思いに苦しんでいますが、「百日紅」では善次郎は気のおけない仲間、歌川派の国直がなんとなく気になる…と言う設定でした。
このあたり、両方ともフィクションでしょうか。

一番心に残ったのは、御家人の家に養子に行って、絵とは関係のない人生を歩んだ弟が姉の渾身の作を見て言ったひと言、「姉上は、すごい絵師だったんですね」
そう、このひと言。
絵師としては有名ではなく、名前も金もなく、ただ描きたくて絵を描いた一生。
これでよかったんでないの、お栄さん、と思います。

両国に開館するすみだ北斎美術館では、北斎とお栄の部屋が再現されるそうで、ちょっと楽しみです。
が、一体いつ開館するんだろうか。


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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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