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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
『悲しみのイレーヌ 』


『その女アレックス』のルメートルさんの、初期の作品です。
昨秋出されたけれど、『その女・・・』の前に書かれた本で、
たぶんアレックスが売れちゃったんで、昔のも出そう、
てことになったんでしょうけど。
 
 
時系列が逆になってるとはいえ、やはり面白い。
一見関係ないと思えた、未解決の連続猟奇的殺人事件に
実は突拍子もない共通点があって、犯人は明らかに
快楽殺人にのめり込む病的人格なんだとわかるのですが。

小説そのものに壮大な仕掛けがあって、それが第二部で明らかにされると
ガラリと印象が変わってしまうのも読みどころ。
残虐な殺人描写は映像化に耐えないと思うけれど、
145㎝の刑事カミーユの活躍ぶりも読み応え十分です。

しかし、しかしですね。
この本には、たった一つの、致命的な傷が。
『悲しみのイレーヌ』って、なんだそのネタバレタイトル。

まー確かにアレックスを先に読んでると、カミーユの不幸な過去が
明らかにされてるので、日本の読者は最初からネタバレなんで
あえてそうしたのかと思うんですが。

それにしても、原題とはかけ離れた、こんなタイトルはないだろー。
もう最初から、ああイレーヌは可哀相なんだな、こんなに幸せなのに
不幸に突き落とされるんだなーって、読んでてつまらんじゃないか!

もし、最初からこちらの話を先に読んでて、何も知らずに終わりまでいって
ええええーーーーっ!!!!
って、衝撃の結末に出会ったら、その非情さにショックを受けたと思うんですけど。
まあ、こちらから先に読む人もいると思うので、やっぱりダメダメでしょ。

それにしても最近は「ヒーローはヒロインを助ける」式のお約束が
結構欧米物では破られてる気がします。

ドラマ「24」のシーズン1のラストも衝撃だったけど、特にシリーズ化の際に
「愛する者を守れなかった無力な自分」という歪んだキャラ立ての
主人公が苦悩と向き合い、どう乗り越えていくか、に主眼が置かれてるというか。

それはそれでアリなんだけど、今回のお話のように
「ここまでやるのか」っていう、容赦ない残虐性については
ダメな人にはダメかもしれません。

でも、ワタクシは、次もまた読んじゃう。
 


 
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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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