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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
松本清張作品&向田邦子脚色作品と2度おいしい「駅路/最後の自画像」
駅路/最後の自画像

昭和35年「サンデー毎日」に掲載された松本清張の短編サスペンス「駅路」。
昭和52年 NHKテレビ「土曜ドラマシリーズ」の中で
向田邦子が「駅路」を脚色したのが「最後の自画像」。
両作品を収載し、さらにドラマのプロデューサーだった方の談話と、
編集者のコメントで前後をサンドイッチにした、1冊で何度もおいしい本です。

松本清張、油ののった時期の作品とのこと。
日本全体が高度成長に向けて突っ走っていた時代背景を考えると、
「家族も故郷もそれまでの名声も捨て、タヒチで芸術を追求した
ポール・ゴーギャンのような第2の人生を考える男」という設定は
かなり新鮮だったと思われます。

そして向田邦子。「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」など
オリジナル作品で売れっ子脚本家だった彼女が、
他人の作品を脚色したのはほとんど初めてだったそうです。

向田さんは、脇役だった女性たちにスポットライトを当て、
妻と愛人の対決場面を挿入するなど、
女性の本音をさらけ出していきます。
原作の主旋律を尊重しつつも、それはもうまったく別の「向田作品」! 
脚本を読んだ清張さんが「いやあ、面白かったよ」とうなったというのもうなずける、
巨匠に正面から対峙して一歩も引かず、真っ向勝負をしている凛々しさみなぎる
シナリオに仕上がっていると思いました。

役者松本清張も登場するNHKドラマ「最後の自画像」は、
NHKオンデマンドで購入できます(315円)。


駅路 最後の自画像駅路 最後の自画像
(2009/12/22)
松本 清張向田 邦子

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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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