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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
大相撲だったら敢闘賞、『ミレニアム 4』。
milenium4.jpg
ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女(上・下)
ダヴィド・ラーゲルクランツ ヘレンハルメ美穂・羽根 由訳


話題の本をやっと読みました。
先に読んだ数人に「どうだった? どうだった?」と聞いたのですが
「う〜ん、読んでみれば」的な反応でした。

なぜ?

で、読んでみてなんとなくわかった。
おもしろい! だけど、ちょっと複雑な気持ちもたしかに残るね。

ご存じのように『ミレニアム』はスティーグ・ラーソンの書いた3部作。
刊行され、世界的な大ヒットになりましたが、
それを見ることなくラーソンは病没してしまったことも有名。
そして、未完の第4部が残されていた…という情報があり、
3部までを夢中で読んだ読者なら誰でも、
続きに期待してしまうというもの。

ところが、遺族や関係者の著作権等をめぐる争いの噂が聞こえてきたと思ったら、
全然別の作者で、最初から創作した第4部がリリースされたのです。

しかも、それを書いたのはダヴィド・ラーゲルクランツ!
「I am ZULATAN」というスウェーデン代表サッカー選手
ズラタン・イブラヒモビッチのインタビュー本の共著者だった人。

しかもしかも、「I am ZULATAN」が世界的ヒット作になった後で
「自分はズラタンの話を正確には引用せず、
小説イブラヒモビッチを書こうとしてしまった」と
自ら告白して話題を呼んだ人でもあります。

なんだか、いつも人のふんどしで相撲取る目立ちたがり屋さん?

ということもあって、ちょっと先入観ありきで読みました。
が、ミステリーとしてはよくできたお話でした。
ラーソンの文体や登場人物のキャラ設定などをしっかり踏まえて
新しいストーリーを不自然さなく展開させる技量はすごいです。
努力家なんだろうな、ダヴィド。

物語は、ドラゴンタトゥーの凄腕ハッカー、リスベットが大活躍し
「ミレニアム」誌の記者ミカエルが告発記事を書くという大筋を継承し、
リスベットの過去や自閉症の天才少年アウグストを絡ませて
ダイナミックに展開されます。
人工知能に支配される未来に不安になったり、
リスベットが子どもの面倒をみる場面にほっこりしたり、
有能な未来の記者候補の青年に起きたことに心を痛めたりしながら
あっと言う間に上下巻700ページあまりを読み切りました。

すごく偉そうな言い方ですが、
「敢闘賞」「努力賞」などに値する作品です。

ちょっとスーパーマン化したリスベットとミカエルが心配ですが、
たぶん、『ミレニアム 5』が出たら、
またすぐ読もうとするでしょう、わたし。




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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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