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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
痛くて深い『しろいろの街の、その骨の体温の』。
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村田沙耶香 著  朝日文庫


ずっと気になっていた作家、村田沙耶香さんの小説を
初めて読みました。

何ヶ月か前に次月の課題本候補に推薦して
落選したのですが、この課題本はきついかも。
特に中年男性会員にどうとらえられるんだろうと思うと
課題本にならなくてよかったような気もします。

だって、ある女の子の小学生から中学生までの
心の中と体の中のドロドロの物語なんだもん。

主人公・結佳は「小学4年生の目立たない女の子」。
習字教室で一緒の伊吹くんと少し仲良くなると、
しだいに「おもちゃにしたい」という気持ちが高まりキスしてしまいます。
でも、「教室では話しかけないで」と言う結佳。

そんなちょっと歪んだ関係のまま二人は中学2年生に。
結佳はスクールカースト下位の「おとなしい女子」に
伊吹くんは「上」にいるくせにカーストが見えない
「幸せちゃん」な男子になっています。

クラスでは小さな嵐が何度も起こり、
それぞれの立場の男子女子がそれぞれの反応を示し
「おとなしい女子」の鎧を結佳が脱ぎ捨てるときが…。

たぶん、誰もがクラスの誰かに自分と似たところを発見し、
痛くて恥ずかしい中2時代を思い出してしまうでしょう。

でも、この小説がすごいのは、
成長過程にある少年少女を描きながら、
大人にも共通の迷いや衝動や後ろめたさに
迫ってくるところだと思いました。

そして、どんどん増殖するニュータウンが
急に成長を止めたり、再び伸び始めたりする姿に
結佳や伊吹くんの姿が重なります。

うまくて怖い作家だなあ、村田さん。

ラストはちょっと光が射して終わり、
2016年の最初の1冊は重苦しいだけじゃなくて
ほっとさせてくれてよかったです。

男性の感想を聞くのは怖いようにも思いましたが
やっぱり聞きたいような…気もしてきました。

PS:
今、聞いたのですが、ままりんが3年も前にすでに
ここにアップしていたそうです。
物忘れごめん。




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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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