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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
『ヨイ豊』


もうずいぶん前に読んでたんですが、
なかなか書くことができず、一気にUPしていきたいと思います。

直木賞候補になってましたね、コレ。
『若冲』の澤田瞳子さんと肩を並べる
実力派女性の時代小説という気がします。
 
 
幕末期、西洋文化の到来により廃れゆく摺絵を
最後まで守り抜こうとする歌川派の絵師、清太郎が主人公。

清太郎は、天才の名を欲しいままにした花形絵師、
三代目豊国の娘婿として、四代目を継ぐべきか否か、
周囲の期待をよそに、己の凡才を自覚するがゆえに悩みます。

という実直な、厚みのあるお話で、浮世絵の流れや
版元との人間関係、摺絵の作られ方などなど、
そこらの浮世絵展の説明書きを読むより緻密に記されて
大変上手い、学ぶものも多々ある小説だったのでございます。

・・・・

しかし、ですね。一気に読みあげてしまう面白さかっつーと
どうもそうではありませんでしたの、わたくし。

何というのかなあ、『若冲』のときも思ったんですが、
男性主人公がとにかく内省的に描かれるのが
ある種の女性作家のひとつの特徴かもしれないなあと。

昔、少女漫画がとても文学的だったころ、
登場するイケメン男子たちは、皆深い思考力を持ってて
哲学的なセリフを吐いたりしてたんだけど、
それはそれでとてもカッコよくて素敵だったんだけど、

どうも、それを思い出しながら読んでしまうんです。
今となっては、男はもっと単純ではないのかとか(偏見?)
時代小説はもともと、今の時代の価値観で描かれるわけだから
そんなこと気にしちゃいけないのかもしれないけど、
理屈っぽさがどうも気になって、誰にも感情移入できなかったのです。

前に『東海道中膝栗毛』の現代語訳を図書館で借りたのですが
読み始めるなり、あまりにも野卑な話でビックリしたことがあるのです。

結局読みきれずに戻したのですが、主人公のプリミティブな言動に、
その時代の大方の人々は、もっと即物的にに生きてたんじゃないか
という思いが湧いて、それとの違和感が乗り越えられずに
この本を読み終えてしまった気がします。

でもこれはとても個人的な感想で、やはり実力のある小説には
違いないので、ほかの方の読後感はまた、異なることと思います。
 



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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

コメント
感想とお知らせ
今読んでます。
なので感想は控えますが、正直、読んでいて、あまり楽しくないなあ。
主人公の苦悩や弟弟子への嫉妬、私は読んでいてあまり感じられない。
何か、表面的な感じがして。
書評によると、ラストが感動的、と言う人もいるので、最後まで読みます。

…で、最後まで読みました。
なんか、感動を強要されてるようだわ。
やっぱり、どこか、表面的な感じ。
最後の章は、幕末〜明治期の錦絵の解説まとめました、な内容だし。

内容と関係ないですが、すごく気になるのがルビの多さ。
人名や地名、それと難読漢字はいいとして、例えば最初のページから、梅が香、白
梅、境内、笛、太鼓、果ては「江戸」にまでルビが振ってある!
地名にはすべてルビ、と決めたんだろうか。

講談社の担当さん、読者はそこまで漢字が読めない、と思ってるんでしょうか?

ところで。
タイムリーにBunkamuraミュージアムで 国芳・国貞展が開催されます。
国貞は、後に豊国を襲名した、清太郎の師匠です。
これは楽しそうです。
行きます!

http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/16_kuniyoshi/
[2016/03/13 13:12] URL | アビイ #w5m7u2T. [ 編集 ]

んだんだ
そうなんですよ。
あまり引き込まれることもなく・・

と書こうとして、この本に予約が入ってて、次回の例会に
持っていかなくちゃいけないことを思い出しました。
アビイさま、ありがとうございます。
[2016/03/17 00:40] URL | ままりん #- [ 編集 ]


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