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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
人ごとじゃない『長いお別れ』。
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『長いお別れ』
中島京子 著 文藝春秋

認知症の実父を見送ったという中島京子さん。
自身の経験も踏まえてたどり着いた境地なのであろう
認知症患者とその家族の辛くて悲しいけれど
どこかユーモラスな日常の積み重ねが描かれた小説です。

中学校教師だった東昇平は、ある夏、自宅を出たものの
同窓会の会場に行き着くことができず、心配した妻曜子が
病院に連れていき、検査をして初期認知症と診断されます。


それからの10年、曜子を中心に、
もうとっくに実家を離れた3人の娘と孫たちが
それぞれの日々の中で介護に関わっていきますが…。

はい。
人ごとじゃない、が一番最初の感想です。
むしろ、妻はしっかりしてるし、3人も娘がいる昇平は
恵まれた認知症患者だと思います。

自分の老親のこと、さらに子どものいない自分の老後のこと、
考えると心配や不安がありすぎてくらくらします。

だから、純粋に小説を楽しむことがちょっと難しかったのですが
やっぱりぐいぐい引き込む力量はさすがの中島さん。

こんなことが起きるのね、
こんな風になるのね、とはらはらしながら
家族の顔も名前も忘れてしまっても
妻がいることに安心している昇平の様子に
心の底がほんのりしました。

病気になっても、どこか壊れちゃっても、
その人の体温さえあればちょっと頑張れるのかもしれません。
いやいや、自分、がんばれますように。


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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

コメント
いやいやホント他人事ではない
これから先の長き闘いを思うと気が遠くなりそうですが、みんな通りゆく道なんですよね。しかし小説としても面白かった。余韻のある終わり方も。
自分の体験を元にするのは物書きの業なんでしょうけれど。
[2015/12/27 14:53] URL | ままりん #- [ 編集 ]


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