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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
鰹節でおなじみ「にんべん」草創期の物語「商人」
商人

時代小説はちょっと苦手。でも、商人や商売の小説は好き。
製造、流通、販売、金融などのしくみがだんだんに出来上がり、
「経済社会」というものが成立していく過程に感じられる
ある種の「熱さ」が好きです。



ねじめ正一さんの「商人」は、
1699年に伊勢出身の高津伊兵衛が創業した鰹節商店「伊勢屋」の、
二代目(息子)、三代目(その弟)までのお話。

商売の浮き沈み、家族の幸不幸などの大波小波に翻弄されながら、
商品と商売を変革していく過程が語られます。
高価な鰹節は買えない庶民のために削り節を売り出してみたり、
鰹節名産地の製造技術者を別の産地に送り込み品質向上を図ったり、
その経営マインドは現代にも通じるもの。

しかし、ねじめさんは経済的な側面に偏ることなく、
それを支える人々の「産まれた死んだ惚れたはれた」の
人間的側面をほぼ同じ重さで淡々と綴ります。

二代目の父親に対するあこがれとコンプレックスが入り混ざった複雑な感情、
三代目の商家の次男坊としての鬱屈などもきちんと描かれ物語に厚みを加えています。

読後の印象は経済小説というより、伊勢屋三代の大河小説を読んだという感じ。
ついでに日本橋の株式会社にんべんについて検索し、
代表取締役が第12代高津伊兵衛(!)さんと知ってびっくり。
老舗ってすごいね。

商人商人
(2009/03/26)
ねじめ正一

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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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