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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
『声』



湿地』が話題になった、北欧ミステリ作家
アーナルデュル・インドリダソンさん。
レイキャヴィク警察の犯罪捜査官エーレンデュルが主人公の
シリーズでは5作目の作品とのことです。
 
 
『湿地』については、アイスランドという舞台が物珍しく
ミステリとして内容がどうの、という肝心の部分は
すっかり忘れてしまった感があるのですが、
これは、とてもとても読ませる作品でした。

観光客でにぎわうクリスマスシーズンのホテルで、
ドアマンの男が、地下室で何者かに刺殺されているのが発見される。
その晩、宿泊客を楽しませる予定だったサンタの衣装を着たままで。

事件を担当するやもめ男のエーレンデュルは、自らホテルの宿泊客となり、
クリスマスの準備に追われる同僚の誘いにも応じず、
これまでの人生で背負ってきた罪の意識と闘いながら
一つひとつ事件の謎を解いていきます。

殺人事件そのものよりも、被害者の悲痛な生い立ちや、
それを取り巻くひとびとの複雑な人間関係がじっくり書き込まれ、
クリスマスの街のきらめきの中で、苦しみ、あえぎながら
生きる人の心の闇に次々とスポットが当てられます。

事件に直接は関係ないけれど、署内で同時に進行する
子どもの虐待事件も話の展開に効いている。

エーレンデュル自身、別れた妻との間にできた娘が
ドラッグ中毒を経て、愛を求めてやってくるのを
真正面から受け止めきれないでいる。

ミステリよりも、こうした丁寧な心理描写に感じ入るものが多々あり、
充足した読後感を持つことができました。
前作よりぐっと迫るものがあったので、次も楽しみに待ちたいです。

ところで、やっぱりアイスランドって特殊な場所で
30万人ちょいしか人口いないってことは、
大きめの地方都市くらいの狭さで、そんなとこに何十年も住んでれば
どこ行っても知り合いだらけなんじゃないのと思うんですけど、

殺人事件の発生率も発生件数も超低いってのも納得なんですけど、
そんな閉鎖的な社会で、一度でも超有名になっちゃった人間が、
わずか数年で忘れ去られるってアリ? ってとこがちょい気になったんですけど。

ま、いっか。


 

 
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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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