♪おすすめ Blog

カテゴリ

最新コメント

Link

ブックオフオンライン【PC・携帯共通】

このブログをリンクに追加する

プロフィール

おもしろ本棚

Author:おもしろ本棚
読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

検索フォーム

月別アーカイブ

QRコード

QR

おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
佐野さんの遺稿『私の息子はサルだった』。
yokosano_20151015114454958.jpg
著者:佐野洋子 新潮社 2015年


佐野さんの息子で、今は絵本作家の広瀬弦さん。
佐野さんの書くものに登場するのが嫌でしょうがなかったそうです。

そりゃそうだ。
椎名さんちの岳くんも、西原さんちの息子くんも
国外に逃亡したもんね。

で、弦さんが十代後半のときに
もう自分のことは書かないでくれと頼みました。


それを守ったのか、それでも書かずにいられなかったのか、
亡くなった後に原稿用紙書かれたものが発見され、
弦さんの装画、佐野さんの挿画がついて1冊になったのが本書だそうです
(弦さんのあとがきによる)。

寝る前にお話をせがむ2歳か3歳から、
仲良しのウワヤくんと「ウッフォー、ウッフォー」と
ソファーで飛び跳ねる小学時代を経て、
下からすくい上げるように強い視線で
みじかく母親をにらみつける中学時代までの
ケンくんのエピソードが綴られます。

母親としての距離の取り方が絶妙で、
その観察眼は作家・佐野洋子のものです。

息子がいる人はきっと、
もーっと胸がきゅんきゅんするんだろうな。
とことんは分かれないところが残念だけれど、
もう読めないと思っていた佐野さんの文章が
また読めただけで、十分もうけもの。

「私はうたがいもなく子供を愛しているが、
その愛が十分で、適切であるかどうか、うろたえる」

たぶん、すべてお母さんお父さんの気持ちはこれだ。
きりっと破天荒に個を尊ぶ
佐野さんの言葉だからすっと心に入ってきます。


スポンサーサイト

テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
http://marmadays.blog2.fc2.com/tb.php/880-38098eef
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)