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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
浅田次郎 神坐す山の物語


去年の新刊だと思いますが。

新聞広告でみて図書館で予約、しばらく待っている間に私の脳内で作者名の変換がされたらしく、作者は夢枕獏だと思い込んでいました。
確かに、いかにも貘さんが書きそうなタイトルでしょ?
貘さんの場合は、ヒマラヤになるのかな。

これは浅田次郎先生の短編集です。
タイトルの読みは「神います山の物語」です。






奥多摩の御嶽山(みたけさん)山中の神社の神官一族の物語。
実際の舞台は昭和30年頃か。
神官一族の物語が、子どもの体験や、子どもが大人から聞いた話として語られます。

初めて知りました。
浅田次郎の母の実家が武蔵御嶽神社の由緒ある宿坊で、名前も小説の神官一族と同じ鈴木なんだそうです。
今も、やっているそうです。
もちろん、この本に書かれたお話はつくられたお話でしょうが、代々人に見えない者が見える当主がいたり、何かを感じたり、などは、浅田少年が、この本の中の子どもたちのように、夏休みに母の実家のお山に行って経験したことでしょうか。
最初の短編「神上りましし伯父」に描かれる子どもの境遇は、実体験に近いのかも。

人ならぬ人が出てきます。
この世に思いを残して死んだ人だったり。
狐に憑かれた美少女だったり。
あるいは、幼くして死んだ賢くてやさしい少年が、自分の甥に当たる少年を助けるために出てきたり。
怖いと言うより、切なかったり、哀れだったりします。
うまいです、浅田先生。
うるうるさせるツボを押す按配が、絶妙。

短編集でもあり、長編を読んだときのように、最後のページを閉じて「はあ~」とため息をつくような、「これが今年のベストだ!」と思えるような達成感はないですが、なんか心がきれいになったような読後感。
いいもの読みました、という感じです。

そして昭和30年頃の匂いが、いいです。

ミーハー的には、お母様の実家、行ってみたいです。
行くなら、やっぱり夏かなあ。


山香荘のご紹介→こちら。




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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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