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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
久しぶりのクック『サンドリーヌ裁判』。
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著者:トマス・H. クック、Thomas H. Cook、
村松 潔  出版社:早川書房 価格:¥ 2,268 


わたしの周辺にもファンが多いトマス・H・クック。
新作が出るたびに、気になりながらも手を伸ばさないまま
なんて長い時間がたったことでしょう。

『夏草の記憶』(日本で出版されたのは1999年)以来かな。
もう記憶の彼方に霞んでいるものの
わたしは『熱い街で死んだ少女』に激しく激しく
心を揺さぶられた記憶があります。


だから、クックと言えば社会派ミステリー作家という印象が強いのですが
年齢と経験を重ねた今は、
命を賭けた愛ってほんとにあるのか? 
罪を償うことがほんとにできるのか?
時を経ても変わらない想いってほんとにあるのか?
などなど、重くて簡単には答えの出ない質問を投げてくる
作家になっているのでした。

同じ大学の教授である妻サンドリーヌを殺したとして
裁判にかけられている大学教授の主人公。
「妻は自殺で自分は無罪」と主張しています。

妻の死以来、仕事、名誉、娘の気持ちなど
何もかも自分の手からするりと抜け落ちていき、
裏切られ見捨てられた気持ちと戦いながら、
妻との出会いから死までの記憶の淵をさまよい、
ついに、ある恐ろしい結論に至ります。

ところが、さらに深いところに別の真相が…
そして、裁判の行方は…
淡々と進行しながら、ねっとりと絡みついてくる物語。
そうだ、そうだ、トマス・H・クックってこういう人だった。

「サンドリーヌ裁判」という
タイトルの意味もあれこれ考えてしまいました。
被害者の名前を冠した裁判が書名になったと思っていたのですが、
いやいや、サンドリーヌが裁くからこのタイトル?なんて。

夏ばての心と身体には重かったです。
気持ちが複雑にねじれて絡まる夫婦の物語は重いです。

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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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