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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
『賢者の愛』


『痴人の愛』をベースに敷いた小説といえば
タイトルにも納得、でしょうか。
久々の山田詠美さん。

イヤミスの一種、でしょうかね。
 
 
ヒロインは40代シングルの文芸編集者、真由子。
資産家の一人娘として何不自由なく育てられた彼女は
素直でピュアなお嬢様時代を送っていたのだけれど、

ある日隣家に越してきた年下の少女、ユリに
同情したのが運のツキ、人生の幸せをことごとく奪われます。

成り金のゲスな家庭で育ったユリは魔性の女。
愛する父と初恋の相手を、ユリの色仕掛けで奪われた真由子は
ユリの息子を赤ん坊のころから手なづけ、長年かけて
自分好みの男に育て上げ、壮大な復讐を仕掛けていくのです。

こわいですぅぅ。

ま、現実問題として、見た目麗しき20代のモテ男子が
ちっちゃいときから知ってる母親の知り合いのオバハンに
恋い焦がれる可能性はかなり低い気もしますが、
そこはそれ、『痴人の愛』の主人公&ナオミとは逆パターン、
若き男の直巳&洗練された熟女の、ある種異様な色恋物語となっております。

もちろん共感するワケはないんだけど、ユリも真由子も男どもも皆、
心根の歪んだ俗物として迷いなく描かれているので、
のぞき見趣味がそそられる面白さは確かにある作品なのです。

しかし、やはりエロティシズムつう観点からすると
本家本元、タニザキに挑むのは詠美先生といえども
チャレンジング過ぎる気がいたしました。

『婦人公論』に連載された作品とのことなので、
ターゲットの読者層はそこなのかもしれませんが。

・・・そこって、どこよ?


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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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