♪おすすめ Blog

カテゴリ

最新コメント

Link

ブックオフオンライン【PC・携帯共通】

このブログをリンクに追加する

プロフィール

おもしろ本棚

Author:おもしろ本棚
読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

検索フォーム

月別アーカイブ

QRコード

QR

おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
筒井康隆『世界はゴ冗談』(新潮社)


齢80歳にして、こんな作品を書き続けている筒井大先生に感服します。若い頃から権力批判、宗教批判、似非差別反対批判、文学批判と、何でもやってきた筒井御大、この歳になってもう怖いものは何もないのでしょう。



圧巻は、「三字熟語の奇」。1ページに、1段8個の三字熟語が13行にわたって書き連ねてあり、それが18ページ連続しています。ただそれだけで、いっさいの文章はありません。体は、三字熟語一覧か辞典のよう。これだけでも驚きなのですが、最初から読むでもなくページを繰っていくと次第に違和感を感じ始めます。
「あれ?」と思ってよく見ると、いつの間にか三字熟語を構成する日本語(文字)が少しづつ変化していることに気がつきます。「小惑星」が「妾惑星」になっていたり、「着眼点」が「着癌点」になっていたり、三字のうちの一字が同音異字に変わっているのです。

パソコンやワープロでよくある現象の「変換ミス」から受けた着想でしょうか、それとも乱れつつある日本語使用に対する批判でしょうか。正常な順列が次第に誤った流れに、それも気がつかないうちに変わっていってしまう恐怖。筒井御大、「狂気」に至る過程を描かせて当代随一、その面目躍如です。




スポンサーサイト

テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
http://marmadays.blog2.fc2.com/tb.php/854-e89b7c37
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)