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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
「サンドリーヌ裁判」 トマス・H・クック
サンド


どんな話か知らず、クックの新作、というだけで読み始めました。
よかったです。さすがクック。
読後、いいもの読んだなあ、と思えます。
 
 
お話は、タイトル通り、自殺したサンドリーヌが本当に自殺なのか、夫が殺したのか、検証する裁判の過程を、被告人である夫の一人称で語っていきます。
サンドリーヌも夫も、田舎町の二流(らしい)大学の教授。
サンドリーヌはすごい美人で、学者としても優秀で、でも、できの悪い学生にもすごく優しく接する、誰にでも好かれている女性。
に対して夫は、特に取り柄もなく、なのに何かと言うと、知識や教養をひけらかしたり、自分より下と思える人を見下したりする男。
でもサンドリーヌ曰く、彼女がそんな男性と結婚したのは、彼が(知り合った頃は)やさしかったから。

正直言って、読み始めは、なんだかもったいぶった文章で、読みにくいなあ、と思った。
クックって、こんなに読みにくかったっけ?
そうか、こういう人の一人称だから、こういうもったいぶった文体、知識をひけらかすような内容なのか。
それと正直、読んでいる間は、すご~く面白い!と言うわけではなかったです。
自殺か否か、真相は? というミステリーですが、先が知りたくて、ページをめくるのももどかしく、というほどではなかった。

でも証人の思わぬ証言を聞いて、妻の知らなかった一面を知ったり、妻との過去のあれこれを思い出したり、心理の描写の細やかさは、さすがです。
ラスト、真実が明らかになる何ページかは、ちょっとうるうるしちゃいます。
書評のタイトル風に言えば、一人の男の自己回復の物語、ですね。
やはりクックは、「おもしろい」だけじゃないです。

※『華岡青洲の妻』にもコメント追加 →こちら


 

 
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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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