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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
『ザ・ドロップ』
drop題

またもクライム・ノワールですが、

いい!
デニス・ルへインは文句なしにいい!!
 
 
彼の代表作は『ミスティック・リバー』と『シャッター・アイランド』
なのでしょうが、実はワタクシそれを読んでなくて
『運命の日』『夜に生きる』でハマってしまったクチなのです。

今作は少し短めながら、やはりずずんと心に沁みてくる
「悪とは何か」「神とは何か」を問う、これぞ王道の
クライム・ノワールでございます。

舞台はボストン。主人公は闇の世界の片隅で
チンケな悪党の従兄がやってるバーで地道に
バーテンダーとして働く男、ボブ。

ボブは大男ながら、生来コミュニケーションが苦手で
恋人も友人もおらず、ただ教会通いだけは欠かさない孤独な男です。

そんなボブが、ある日ゴミ溜めの中から傷ついた子犬を拾い上げる。
それをきっかけに一人の女性と出会い・・・
閉ざされた彼の心に温かな灯がともりはじめる。

こういうキャラ設定が実にいいんです。
ルヘインの描く人物は、心の奥に深い傷を負っている。
決して善人というわけではなく悪の道を彷徨っている。

孤独な人間が身近にいたら、人は近づかないと思うのに、
物語の中で出会うと共感し、感情移入してしまう。
自分の奥深いところにあるものが揺さぶられる気がして。

底辺社会に生まれ育ったボブは、罪を背負うしか術がない。
けれど彼のピュアネスに、神である作者はささやかな救いを与えようとする。
それが読者の気持ちを、ほんのりあったかくする。

やっぱりいいわー。

ところで後書きを読むと、『運命の日』『夜に生きる』の
続編が、本国では出されているのだそう。
もうちょっと待てば読めるらしいので、
これは何としても楽しみに待たねばと思っているのです。






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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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