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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
やっぱりすてき「夜の木の下で」。
夜の木の下で夜の木の下で
(2014/11/27)
湯本 香樹実

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大好きな湯本香樹美さんの新しい本!
1996年から昨年までに発表された短編に
書き下ろし1編を加えた短編集です。
中身もすてき、表紙もすてき。

どのお話も、淡々とした文章で
慈しむように昔の記憶が描かれています。
鮮やかだけれどおぼろげな不思議な色合いや距離感、
胸騒ぎではないけれど、ざわっとした感じが印象に残ります。

小さいとき亡くなった双子の弟と隠れた
庭のアオキの木の匂いや湿り気。
友達の葬儀で再会した同級生とみつめていた
学校の焼却炉の炎の色と熱気。
意識不明の弟を思いながら浮かんできた
覚えていないけど忘れられない夢のようなイメージ。

ブック・アサヒ・コムの『著者に会いたい』の中で
「言葉で表せない未整理の記憶や心の中の
他者たちの存在によって自分は生きている。
ずっと感じてきたことが少しはかたちにできたかな」と
湯本さんは語っています。

そう、そう、その通り。
湯本さんの小説はいつも、カチッと言葉にできないけれど
みんなの心が感じていることを
すくいあげて、形にして見せてくれるのです。

「あー、面白かった」ではないし、
「ずっと忘れない」でもない。
「こういう本が世の中にあってよかった」という
気持ちが一番近いかもしれない。
ちょっと別格扱いしちゃう,特別な作家の1人です。


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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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