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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
『33年後のなんとなく、クリスタル』
33年後のなんとなく、クリスタル33年後のなんとなく、クリスタル
(2014/11/26)
田中 康夫

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33年前の「なんクリ」は、なんとなく読んだけれども
カタカナ尽くしのブランド名とおびただしい註に気おされて、
(たぶん)その底に書かれていたであろう哲学みたいなものは
サッパリ記憶にないのでした。
 
ただ、
 
 
その斬新なスタイルがバブルな時代と相まってインパクトがあったし
数ある女性誌やホイチョイプロのように、都会生活のマニュアルのひとつと
位置付けて理解してたんだと思います。

そして今、この本を読んでみて、何とも難しい読後感が残るのでした。
Amazonレビューでは、高い評価が多いですが、前作と同じ登場人物、
すなわち50代後半になったセレブな女性陣と「ヤスオ」が織りなす会話や言動は
前作とはあまりにもスタンスが違っているので。

皇居を見下ろす高層マンションのペントハウスで開かれる、
有名シェフのケータリングによるランチ会だとか、どこそこの料亭、パティスリー等々
今さらそういうものを出すだけの話ではないとしても、それすらも
もう何の興味も惹かれなくなっていることに、まず気づく。

「庶民」であることにすっかり落ち着いてしまったせいか、
時代の価値観が変わってしまったせいか、
ネットというインフラのせいで文字情報にありがたみがなくなったせいか
と考えたりもして。

ヤスオが説く人生の「たそがれ」どきに、読者も向かおうとしている人が多いだろうけど
30年の変遷は大きくて、ヤスオの関心は、やはり政治家としての目線で見る
社会・経済であり、その個人的な主張が、小説のベースになっているのも
読みながら戸惑う部分ではありました。
今も当然のごとく富裕層にある奥様方やキャリアウーマンの「彼女たち」が
ことごとく世界情勢や社会問題を話題として取り上げるのもね。

というわけで、すらすらと読んだ割には把握しきれなかった、
「なぜ今これを書いたのか」という部分については、
自己満足?とは言い過ぎか、自身のアイデンティティーの確認?
という気もしないでもないのです。
考えるところはたくさんあるんですけどね。
 
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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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