♪おすすめ Blog

カテゴリ

最新コメント

Link

ブックオフオンライン【PC・携帯共通】

このブログをリンクに追加する

プロフィール

おもしろ本棚

Author:おもしろ本棚
読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

検索フォーム

月別アーカイブ

QRコード

QR

おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
87歳元刑事登場「もう年はとれない」。
もう年はとれない (創元推理文庫)もう年はとれない (創元推理文庫)
(2014/08/21)
ダニエル・フリードマン

商品詳細を見る


ナチスの将校がアメリカで名前を変えて生きている、
しかも大量の金ののべ棒とともに。
戦友はいまわのきわに元殺人課刑事
バック・シャッツに言い残した。

その後、バックの周辺で次々に猟奇的殺人が起こり…。


この前に、文春のミステリーベスト10、
「このミステリーがすごい」のベスト10
両ベストに輝いた話題作「その女 アレックス」を読みました。

ああ、体痛そう、ああ、辛そう…という気持ちが先に立ち、
「おもしろ〜い!」と無条件に楽しめなかったわたし。

その分も含め、それぞれのベスト10で
いいとこにつけたこの作品にはおおいに期待しました。

探偵のキャラクター設定は大切です。
読唇術探偵ドルリー・レーン、おばちゃま探偵ミス・マープルなど
古典ミステリーで活躍する探偵を持ち出すまでもなく。

けれど、すでに、ありとあらゆるタイプの探偵が
登場し尽くした感じがあり
これから新たなキャラクターを生み出すのは至難の業でしょう。

「もう年は…」のバック・シャッツは87歳の元刑事。
血液サラサラのための薬が欠かせず、
医者から言われた“妄想は認知症の始まり”をいう言葉を
ひとときも忘れることができず、
自分の推理をつい妄想ではないかと疑ってしまう。
でも、銃を手放さずに己の力と才覚で
生き抜いてきたというプライドは高く、
タバコと辛辣な皮肉が必須アイテムというマッチョタイプ。

そのバックじいちゃんと、
口は達者だけどちょっと意気地なしの20歳の孫テキーラのコンビが
隠された金塊と殺人犯を追うという
ハリウッド映画にぴったりなストーリー。

エンターテインメントとしてよくできた作品です。
バックの皮肉に喝采し、孫と祖父の関係にほろりとさせられ、
最後まで「誰が犯人なの?!」という謎解きも楽しめました。

でも、「銃があれば身を守れる」という銃社会アメリカらしい
落としどころに、諸手を上げて「おもしろいっ!」と
言い切れないんだよなぁ、わたし。

ミステリー読みに道徳持ち込んじゃだめなんでしょうか、ねぇ。

PS:
映画にするなら、ポール・ニューマンの
バック・シャッツが見たかった…。

スポンサーサイト

テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
http://marmadays.blog2.fc2.com/tb.php/799-a0f2bc08
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)