♪おすすめ Blog

カテゴリ

最新コメント

Link

ブックオフオンライン【PC・携帯共通】

このブログをリンクに追加する

プロフィール

おもしろ本棚

Author:おもしろ本棚
読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

検索フォーム

月別アーカイブ

QRコード

QR

おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
来春映画公開の「悼む人」。
悼む人悼む人
(2008/11/27)
天童 荒太

商品詳細を見る


今ごろ読むのは何だかなあ…と
思いながら読んで、それから調べたら
来年2月公開予定で映画制作進行中らしいです。
また、盛り上がりそうな予感。


2006〜08年「オール読物」に連載され、その後単行本化。
第140回直木賞受賞作品に選ばれ、
2012年には向井理主演で舞台化、
そして2015年は高良健吾主演で映画に、
という華々しいキャリアを持つ作品です。

「永遠の仔」の重苦しさが辛くて
天童荒太という名前にちょっとひるんでしまい
刊行後大きな話題を呼んでいたときには
手に取らなかった本なのですが、

仕事で関係のある方が、
打ち合わせの中でこの本に言及し、
そうかぁ、読んでみようかなと思いました。

すでに図書館で予約する人もいないので
貸出し期間を延長し、さらにもう一回借り直して
やっと読んだわけですが…。

読んでよかった。辛かったけどね。

一人の青年が、何の縁もゆかりもない人の死を悼む旅をしていて、
エログロの事件ばかりを追う雑誌記者、
夫殺しで服役後、出所したものの行き場所のない女性、
末期がんで余命宣告を受け自宅療養を選んだ青年の母の
3人の視点で章をつないで、その様子や周囲の人々を描いていきます。

何のために「悼む」のか、何を「悼む」のか
「悼む」ことでどうなるのか…?

青年は「亡くなった方は、
どういう人に愛されていたでしょう。
どんな方を愛していたでしょう。
どんなことで人に感謝されたことがあったでしょうか」と
聞いて周り、その3点で故人を記憶にとどめておくこと
それが「悼み」だと言います。

誰かの記憶に残っているかぎり、
亡くなった人の存在が消えることはない、と考えることが
残された人間の救いになる、とわたしも思いました。

だって、それしかできることがないんだもん。

最近、がんで友人を見送った体験と重なる部分が多く、
青年の母親・巡子さんの章は特に辛かったのですが、
身近な大切な人を失くした人に
「それでいいのかもしれない」という
ある種の安堵感をくれる本だという気がしました。
荒涼とした読後感じゃなくてよかった。

主人公の青年役は幸せそうな向井くんより
どこか壊れた雰囲気を演じるのがうまい高良くんの方が
向いていると思いました。

映画にも期待しちゃいましょう。
スポンサーサイト

テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
http://marmadays.blog2.fc2.com/tb.php/791-b980629f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)