♪おすすめ Blog

カテゴリ

最新コメント

Link

ブックオフオンライン【PC・携帯共通】

このブログをリンクに追加する

プロフィール

おもしろ本棚

Author:おもしろ本棚
読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

検索フォーム

月別アーカイブ

QRコード

QR

おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
馬飼野元宏監修『日本のフォーク完全読本』(シンコーミュージック・エンタティメント)
日本のフォーク完全読本日本のフォーク完全読本
(2014/06/30)
馬飼野 元宏

商品詳細を見る


書名を見て、「ああ、(洋食を食べる際に使う)ナイフとフォークの図鑑だな」と思う人は、ここから先を読まないでください。本書の扱う「フォーク」とは、フォークソングの略称で、1960年代のカッレジ・フォークやそれに反発する形で60年代末期に始まるプロテスト・ソング、反戦フォークから筆を起こし、ほぼ時系列に「フォーク誕生」「フォークの拡散とニュー・ミュージック」「フォーク隆盛」の三部仕立てで、その歴史を概観しています。当然、エポックとなったアーティストと、その代表的アルバムが掲載されていて、ディスクガイドの役割も果たしています。

登場するアーティストの顔ぶれが圧巻です。



岡林信康、高石友也、高田渡、五つの赤い風船、ザ・フォーク・クルセダーズ、ジローズ、杉田二郎、森山良子、マイク真木、本田路津子、ザ・ディランⅡ、西岡恭蔵、加川良、友部正人、斉藤哲夫、小室等、六文銭、あがた森魚、山平和彦、遠藤賢司、三上寛、武蔵野タンポポ団、友川かずき、南正人、吉田拓郎、泉谷しげる、古井戸、生田敬太郎、なぎら健壱、ケメ、井上陽水、長谷川きよし、RCサクセション、赤い鳥、GARO、加藤登紀子、五輪真弓、リリィ、中山ラビ、浅川マキ、カルメン・マキ、谷山浩子、山崎ハコ、森田童子、佐井好子、ベッツィ&クリス、シモンズ、トワ・エ・モア、ビリー・バンバン、チェリッシュ、南こうせつとかぐや姫、風、グレープ、さだまさし、猫、NSP、ザ・ムッシュ、中島みゆき、松山千春、長渕剛、ふきのとう、小椋佳、ゆず。

東京の高校に通っていた頃、身分を偽ってすぐそばの大学の講堂で開かれたコンサートを聴いたこと、毎週のようにラジオの公開番組に通っていたこと、ラジオのフォーク番組や深夜放送を必死になって聴いていたこと、髪の毛を長くしてベルボトムのジーンズを穿いて格好だけは真似ていたことふれ、ギター・ケースを持って歩けば女の子にモテると、カラのギター・ケースを手に大学に通ったこと……リアルタイムでのフォーク体験が懐かしく蘇ってきました。大学のフォークサークルで歌っていた憧れの彼女は、今はどうしているのでしょうか?

今にして思えば、フォークにはその後、音楽界を席巻するシティ・ポップスのようなおしゃれ感が皆無で、泥臭いところが、逆に貧乏で女の子にモテない僕らにぴったりだったのかも知れません。

時は流れ、いい年のおっさん、おばさんになったアーティストのなかには、懐メロ番組に出演したり、ディナーショーを企画したりしている人も多くいるようです。その行為自体をああだこうだ言うつもりはありません。僕だって、カラオケで昔のフォークを歌っているのですから。後ろ向きと嗤うなかれ。それはいみじくも、中島みゆきが「時代」で歌ったように、フォークソングそのものが、「そんな時代」を共に生きた僕たちの共通の思い出になっているからではないでしょうか。

余談。いしかわじゅん描くところのカバーイラストが、また泣かせます。

余談その2。読み終えてすぐに聴いたのは、小椋佳のアルバム「彷徨」です。

スポンサーサイト

テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
http://marmadays.blog2.fc2.com/tb.php/765-1b243a52
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)