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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
『老いの入舞い 麹町常楽庵月並の記』
老いの入舞い 麹町常楽庵月並の記老いの入舞い 麹町常楽庵月並の記
(2014/06/12)
松井 今朝子

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松井今朝子センセイの今作は、
松平定信治世の下、江戸は麹町を舞台にした事件帖です。 
 
 
時代物では大人気の、町人文化の花開く江戸後期、
主役は、大奥を勤め上げて早々に隠居の身となり、
麹町の一角に「常楽庵」を構える庵主の滝山と、

そして、常楽庵を含む麹町から半蔵門、赤坂界隈を担当する
定町廻り同心のうら若き間宮仁八郎。

まだまだ経験浅い仁八郎は、妙な事件に出くわすたびに
地元の岡っ引きの手を借りつつも、ついには常楽庵に赴いて
年齢不詳、人脈豊富な滝山の力を、不本意ながら乞うてしまう。

という女性上位なお話で、滝山は未熟ながらイキのいい仁八郎と
もうひとり、庵に出入りする浪人の首斬り浅右衛門という若い男が
大のお気に入りなのです。

手練れですねえ。主要人物と脇の明快なキャラ設定といい、
人物の位や役職、構成、武家と町人の絡ませ方、どれをとっても
綿密な時代考証のもとに描いておられるのだなあと。

それでいて、ちゃんとスリルあふれるストーリーになっており、
単純な勧善懲悪には終わらせないとこに持ってくあたり、
数ある流行りの時代小説とは一線も二線も画しておられます。

一話ごとに完結する短編スタイルなんですが、根底には
歴史の大きな流れもあり、と完璧なセオリー。

続編もあるのだろうと期待が増す、
時代小説ファンでなくても、大いに楽しめる1冊です。
 
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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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