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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
8歳から88歳まで!?「カモメに飛ぶことを教えた猫」。
カモメに飛ぶことを教えた猫 (白水Uブックス)カモメに飛ぶことを教えた猫 (白水Uブックス)
(2005/11/15)
ルイス・セプルベダ

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単純な性格のわたくし、
ブラジルW杯でのチリ代表のがんばりっぷりに感動し、
チリ人の小説を読みたいなと思って探してたどり着いた本です。


原油で汚れた海で翼を傷めたカモメのゲンガー。
ハンブルグの街のある家のバルコニーに墜落し、
そこで力尽きそうになりながら卵を一つ産み落とします。

その家の飼い猫ゾルバは3つの約束と共に卵を託されます。
卵を食べないこと、卵をひなに孵すこと、そして
ひなに飛ぶことを教えること。

まじめで友情にあふれるゾルバは仲間たちの力を借りて
必死にその約束を果たそうとしますが…。

カモメと猫、まったく違った者同士の間にも
お互いを認め合うことで愛や友情や尊敬が成り立つことを
ゾルバと子カモメが教えてくれます。

わかりやすい寓意に満ちたほのぼの童話。

でも作者の経歴と重ね合わせると
彼がどれだけの苦しみや挫折や哀しみを超えて
そういう結論に至ったのかが見えてきます。

ルイス・セプルベダはチリに生まれ育ちましたが
青年期に社会主義に傾倒。
1973年、クーデターによってアジェンデ政権が倒れると
逮捕されて3年余の獄中生活を強いられます。
1980年にはニカラグアで国外追放処分を受け、
ヨーロッパに活動拠点を移して、その後も社会主義活動、
グリーンピースの活動を展開しながら、
やがて小説家として名を成していきます。

そういう背景を知って読むと、
国籍、民族、種を超えた、地球、人間、生き物全体への思いを
ゲンガーの一言、ゾルバのつぶやきにも感じられる気がするのです。

「8歳から88歳までの若者のための小説」と呼ばれ
ベストセラーになり、アニメ化もされた、
実はけっこう有名なお話でした。

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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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