♪おすすめ Blog

カテゴリ

最新コメント

Link

ブックオフオンライン【PC・携帯共通】

このブログをリンクに追加する

プロフィール

おもしろ本棚

Author:おもしろ本棚
読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

検索フォーム

月別アーカイブ

QRコード

QR

おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
『遁走状態』
遁走状態 (新潮クレスト・ブックス)遁走状態 (新潮クレスト・ブックス)
(2014/02/28)
ブライアン エヴンソン

商品詳細を見る


Twitterで評判よさげだったんで読んでみたのですけど、
幻想と覚醒が織りなす、19の悪夢。
とAmazonの内容紹介にあるように、
読んでるうちに、嫌な汗が滲み出てくる1冊でございました。
 
 
いろんな設定があるのです。

・幼いころ、父と母に置き去りにされた朝の記憶を、気楽にとらえる姉に苛立ち、
今も恐怖から抜け出せずに苦しむ妹。

・パントマイムの男とコトを行う最中、彼の手で見えない箱の中に閉じ込められ、
その後もずっと、ベッドの周りに見えない箱ができて不眠症になる女。

・3度の結婚ののち、最初の妻か2番目か3番目か、いずれかの女に追われて
自分を見失っていく男。

・殺人を犯した後、逃げるために死んだ男の名を騙って幽霊船に乗ってしまう男。

といくつか挙げたのは、ある程度ストーリー性を持った短編ですが、全体としては
精神異常か、非現実か、観念・妄想なのか、判別しがたい混沌の物語が多く
いろんな角度から多種多様な強迫観念をとことん描いて、自意識の奥底に
自らドリルで突っ込んでいくような作風で、正直いうと

ホントに疲れました。

何に追われているの? 誰に追われているの?
自分を追う自分から逃げ出した先には、また別の自分が待っている。

表題作はまさにそういう「遁走状態」で、早くページをめくってこの本から抜け出したくなる、
そういう逃走本能を掻き立てられる、チカラのある作品でございます。

作者の方は敬虔なモルモン教徒であったのだけど、書いた作品が教理に反して破門され
妻とも別れて小説家の道をたどった方とのこと。注目作家ではあるらしいです。
 
スポンサーサイト

テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
http://marmadays.blog2.fc2.com/tb.php/754-e16e7bbf
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)