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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
待っていたー「太陽の棘」。
太陽の棘(とげ)太陽の棘(とげ)
(2014/04/21)
原田 マハ

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「総理の夫」を読みながら、これもいいけど、
原田マハさんの美術小説がもっと読みたいと言っていたら、
新しい本が出ました。

太平洋戦争終結直後の沖縄を舞台にした、
沖縄の若き画家たちと同じように若い米軍軍医エドとの交流を描いた長編です。

これは読まなくては!

始まりはサンフランシスコのエドのクリニック。
働きながら年齢を重ね老年に達したエドが
壁に飾った絵に囲まれながら若き日々を振り返っています。

戦後の荒れ果てた貧しい沖縄。
そこに存在した芸術家村「ニシムイ」。
若いお坊っちゃま軍医のエドは父親から送ってもらった真っ赤なポンティアックを駆り
偶然ニシムイにたどり着き、「誇り高い 太陽の、息子たち」(腰巻きより)と出会います。

彼らは米軍相手に絵やカードを売ることで生計を立てながら
描きたい絵を描き、芸術家コミューンのようなものを作って暮らしていました。

元々絵を愛し、沖縄にもマティスやピカソの画集を持って来たエドは、
彼らの絵はゴッホやゴーギャンのような力強さがありながら
どんな画家とも違う独自の個性に満ちたものであることに驚き、魅かれていきます。

画家たちとエドの友情を縦糸に、
沖縄の置かれた難しい状況、米軍兵士たちの悩み苦しみ、
淡い恋心、激しく美しい沖縄の自然などが絡まって繰り広げられる
ある意味キラキラした青春小説です。

画家にも「エド」にも実在のモデルがいて、
扉の絵は画家タイラのモデル玉那覇正吉が描いたの「エド」の肖像画、裏表紙は自画像(本屋さんでみて!)
見た人に雄弁に語りかけてくる、いい絵でしょ。
ニシムイの画家たちの作品をもっともっと見たくなります。

マハさんが「どうしても書きたかった小説」だそうですが、
若い男性、しかもアメリカ人医師の一人称という形は
女性で日本人のマハさんが書きやすい小説ではなかったでしょう。
また、どんな絵であるか、その絵にどういう魅力があるのかを
言葉で説明するのは難しい作業だろうと思います。
いろんな意味でチャンレンジングな作品かもしれません。

さらに、知らなかった沖縄の歴史の一端にふれられたことも
この本の収穫です。
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