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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
『村上海賊の娘』
村上海賊の娘 上巻村上海賊の娘 上巻
(2013/10/22)
和田 竜

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超話題の、本屋大賞のご本。
実は『のぼうの城』がイマイッチョだったワタクシ、
遅ればせながら感を持ちつつも、上下巻のボリュームにめげず、
がっつり挑戦いたしました。


 
村上水軍のナワバリは瀬戸内海。因島、来島、能島と、今も
しまなみ海道として人気を集める観光地になってるあたりです。

時は1576年。村上水軍の娘、景(きょう)をヒロインに、
信長対毛利の対決となる木津川口の戦いを描いたのがこの物語です。

和田竜さんが膨大な史料を読み込んで描いた登場人物は、どれも実在の人びとで
景もその一人ですが、しかし彼女については作者の妄想に近い人物造形とのこと。

景は日ごろから、瀬戸内の海を密航する船に乗り込んでは
荒くれ男たちの先陣切って、ばっさりと敵の首をはねる好戦的な娘です。

破天荒なスーパーウーマンにふさわしく、すらりとした長身に長い手足、
時代に似合わぬバタ臭い顔立ちで、平安美女が好まれる地元では醜女と蔑まれる始末。
しかし南蛮顔を見慣れた泉州に赴けば、今をときめく絶世の美女として持て囃される。
ううむ。容貌としては20年前の藤原紀香サンあたりでしょうか。

かくして景は、親兄弟の怒りも何のその、船に自ら乗り込んで
毛利側の軍勢として、大坂本願寺に籠る一向宗門徒を救う戦いに赴くのです。

・・・

ていうお話なんですけど、上巻がとにかく長くて長くて。
景のキャラは漫画的だし、これがホントに本屋大賞なの?と訝りつつ、
歴史に弱い自分がダメなのかと反省して読み進んでいったんですが。

いやー下巻でずどーんと持ってかれましたねー。
海の上での壮絶な合戦の様。
波が洗う間もなく、血飛沫が跳ねる大小の船上での闘い。
織田側も毛利側も役者が揃っていて、一人ひとりが全力で己の敵と立ち向かい
ある者は命を落とし、ある者は生きながらえ、戦国の世を生きていく。

巨漢七五三兵衛と景との対峙は最大のスペクタクルですが、映像にするには
あまりにもスプラッターな画面の連続で、R15になるかしら。

ま、そんなこんなで一気に分厚いページをめくり終え、
もちろん史料に基づいた結末をもって物語は閉ざされるのですが、
『のぼう-』に比して、ずいぶんと書き込まれた地の文に、作者の並々ならぬ
意欲と熱情が感じとれる超大作でした。

とはいうものの、Amazonのレビュー件数は意外や意外、少ないのね。
どれも評価は高いけど、完読率はけっこう少ないのかも。特に女性読者は。
しかしこれから読まれる方は、上巻で挫折することなく
ぜひぜひ下巻まで突入していただきたいと思います。

ふう、読んだ。
 
村上海賊の娘 下巻村上海賊の娘 下巻
(2013/10/22)
和田 竜

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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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