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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
『海の底のピアノ』
海の底のピアノ海の底のピアノ
(2014/04/04)
井上敏樹

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井上さんは、お父さんと親子2代にわたり「仮面ライダー」の脚本に関わり、
自身は、中でも「アギト」「555」でシリーズに多大な貢献をされた著名な方。

本作は、初となる小説だそう。
 
 
という前提を踏まえて読むべきだったのか。

ヒロインの水雪(みゆき)は1歳で誘拐され、どこかの地下室に
閉じ込められたまま変態男に虐げられ、15歳で逃げ出した時には
言葉を話すこともできなかった、不運の美少女です。

対する和憲は、資産家に生まれた異常人格の母親のもとで
ピアニストを目指すべく、徹底的な英才教育を受けて育った美少年。

闇の中で育つうちに鋭敏な聴覚とある種の超能力を身につけた水雪と、
技術ばかりが身について、感情のない演奏しかできない和憲。

異常な大人たちによって悲惨な人生を与えられた二人が出会い、
皮肉な結びつきをもって、本能的に寄り添う話なのですが、、

うーーーむ。

根っからのファンの方には「たまらん」ポイントがいくつもある小説なのでしょうが、
いったい、この異常性、残虐性の奥にあるものは何なのか、
何を描きたいんだろうか、という戸惑いがページの始まりから終わりまで
ずっと続く、どうにも後味のスッキリしない小説でした。

虫、マンホール、マニア的な音へのこだわり。無機質な食欲、性欲。
この二人の出会いは必然かもしれませんが、どこにも愛のかけらはない。
帯にある「孤独」という言葉さえ表面的なものに感じられる、
全てがコード化されたような非現実的世界。

もちろん、よくできた小説ですし、こういう世界観が好きな人も多いでしょう。

・・・これはワタクシの選択が間違ってたというか、
アウェイな読者であることをとても自覚させられたお話でした。
 
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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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