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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
去年の本だけど、今年のベストだ!「冬虫夏草」。
冬虫夏草冬虫夏草
(2013/10/31)
梨木 香歩

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「家守綺譚」の続編と聞けば、読まないわけにはいきません。
そして、期待は裏切られることがなかったばかりか、
あらゆるものの境界線があいまいになってしまう
梨木ワールドの醍醐味をみっちり味わわせていただきました。

今年(読んだ中で)のベストです!
大きな声で言っちゃいます。
前作で、湖に消えてしまった友人高堂さんの家の守りを任された
物書きの綿貫さん。

その後の綿貫さんの陋屋での日々と、
半年前に姿を消してしまった愛犬ゴローを探して歩く
秋の鈴鹿の山奥の旅が描かれます。

例によって、狸が和尚さんの代わりに法話をしたり、
河童が道案内をしてくれたり、
イワナが宿屋を営んでいたりします。

「脊梁山脈」(乙川優三郎)に登場した
木地師の「おぐら一族」(こちらでは尾倉さん)にも
山道で行き当たったり。

人間とそれ以外の生き物の境界線もあいまいなら、
この世とあの世の間もうすらぼんやりしています。

「あいまい」を水で溶いたような
薄い墨色グラデーションになっているような背景の中、
自然の色は妙にくっきり鮮やかで印象に残ります。
花の色、木の色、空の色…。

もう一つ、山奥で生活する者たち、
人も動物も魚も、現実世界の者も異界の者も、
みんな余計なものをまとわず、ただまっすぐに生きていて、
その姿が読み終わった後までしっかり心に残ります。

この「ぼんやり」と「くっきり」の妙が
この小説の魅力だと思いました。

好きすぎると、うまく感想を書けないという
いつものもどかしさがあって、全然魅力を伝えきれてない!

みんな読んで!と大きな声で騒ぐしかありません。

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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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