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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
佐々木譲『代官山コールドケース』(文藝春秋)
代官山コールドケース代官山コールドケース
(2013/08/29)
佐々木 譲

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前作『地層捜査』に続く警視庁特命捜査対策室シリーズの第二弾。今回、主人公の水
戸部がコンビを組むのは、同じ警視庁の捜査一課所属の女性警察官、朝香巡査部長。
舞台も、前作の四谷荒木町から代官山に移っています。


それにしても、佐々木譲描くところの刑事の聞き込みシーン、取り調べシーンのディ
テール、リアル感は半端ではありませんね。幸い僕自身にそういった経験はありませ
んが、あんな感じで時に慇懃無礼に、時に脅迫めいてネチネチと追求され、整合性を
つかれ言質を取られたらたまったものではありません。「冤罪」というものは、向こ
うにその気があれば簡単に作られてしまうのかも知れません。

仕事とはいえ、そうした大方の刑事たちの共感を感じることのない態度に寒気を感じ
る一方、水戸部が被害者の女性に寄せる温かい眼差しは、さすが佐々木譲だな、と
思ってしまいます。ラスト、捜査本部代わりの会議室に置かれたホワイトボード、そ
こに貼り付けられた被害者の写真に向かっての水戸部のモノローグに救われるのは、
一人僕だけではないでしょう。

ところで、先に書いたように今回の舞台は代官山。前作の荒木町が古き色街情緒を残
す飲食店街であったのに対し、ご存知のように代官山はお洒落でファッショナブルな
店が立ち並ぶな業界人の街。街の雰囲気や歴史が作品に色濃く影響を与えているこの
シリーズでは、犯罪捜査と人間模様といった表テーマ以外に、実は裏テーマには東京
の街の〈地霊=ゲニウス・ロキ〉があるなのではないでしょうか。

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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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