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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
お久しぶりル・カレ「ミッション・ソング」。
ミッション・ソング (光文社文庫)ミッション・ソング (光文社文庫)
(2011/12/08)
ジョン ル・カレ

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東西冷戦時代のスパイ小説の第一人者ジョン・ル・カレ。
いつのまにか80歳になったそうです。

イデオロギーの対立に終止符が打たれた後も
「利権」というモチベーションによって
国際的謀略はやっぱり存在するようで、
今回の舞台はアフリカのコンゴ。

アイルランド人宣教師とコンゴ女性の間に生まれ、
英語、フランス語、スワヒリ語をはじめ
多くのアフリカ部族の言葉に通じ、
一流の通訳として活躍する主人公サルヴォ。

彼はその仕事を通じて
故国コンゴをめぐる政治的陰謀を知ることに。
決定的な証拠を持ち出すことに成功した彼は
イギリスに戻ってから愛する女性と力を合わせて
コンゴのために陰謀を阻止しようと動き始めますが…。

コンゴでは冷戦後最も多くの死者を出したと言われる
紛争が起きています。
2006年の総選挙まで続くその紛争は、
アフリカの国々が参戦した(後ろに欧米各国がいる)
国際紛争であり、
政府軍と反政府軍との権力闘争であり、
資源をめぐって武装勢力が争う内戦でもありました。

小説が書かれた2006年。
コンゴには一応の平和がもたらされましたが、
未だに小競り合いの続く不安定な平和です。

ほんとうに地球上ではあちらこちらに
戦争が続いていて、多くの市民が巻き込まれて
人生を歪められているのだなあ。

コンゴのためには誰が味方なのか、
誰が味方のような顔をした裏切り者なのか、
奔走し、翻弄されるサルヴォの物語を追いながら
遠い国のことだけれど、私、もっと
関心を持たなくてはいけないわ、と
謀略小説なのにヒューマニスティックな気持ちになりました。

それにつけても「通訳」という仕事はおもしろい。
米原万里さんの本が読みたいなあ。
もっともっと長生きしてたくさん書いてほしかったと
残念なりません。
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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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