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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
歴女じゃなくても楽しめる「正妻 慶喜と美賀子」。
正妻 慶喜と美賀子(上)正妻 慶喜と美賀子(上)
(2013/08/03)
林 真理子

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地方紙に連載されたものをまとめ
上下巻で発売された林真理子さんの伝記小説です。

徳川幕府最後の将軍・慶喜と
京から江戸へ嫁いできたその妻美賀子、
江戸の火消し新門辰五郎の娘で
妾となって京へ同行したお芳をめぐる
江戸から明治への物語。

日本史の知識が薄い私ですが、
タイトルを見て思い出したことがありました。

数年前、谷中墓地探索ツアーをしたときに
徳川慶喜のお墓を見たっけ!ということ。
柵に囲まれた中に亀の甲羅状のお墓が二つ並んでいました。

それが慶喜と美賀子の墓。
たまたま居合わせたボランティアの方の説明によれば、
奥の方に側室の方々のお墓も一緒にあるそうです。

お墓になっても妻妾同居かぁ。
いやいや、同じ敷地内だけどそれぞれ別のお墓だから
同居とは言わないか。江戸城の大奥状態墓?

小説はそれぞれの出来事、登場人物が
史実に忠実に描かれています。
「どう考えてそう行動したか」という部分が
林さんの腕の見せどころ。

晩年乳がんを患った美賀子に
「先に死んではならぬ」と外科手術を勧め
自らも手術に立ち会って、
「人間の肉というものはたやすく切れるものじゃ」と
興奮していたという慶喜。

クールなような、理解し合っているような
慶喜と美賀子の夫婦関係、
無邪気な変人慶喜の憎めない人柄を示す
このようなエピソード、
きっぷのいい江戸の町娘、愛妾・お芳との
微妙な関係など、読みどころは満載です。

公家に生まれたとはいえ
京で平凡な一生を送るはずだった美賀子、
水戸のお殿様の息子とはいえ七男坊で
新しもの好きの侍として生きるはずだった慶喜、
火消しの親分の娘として大事にされながら好き勝手も
許されて町人のおかみさんになっていただろうお芳。

それぞれの人生をとんでもないところに押し流していく
歴史という大きなうねり。
誰も経験したことのない出来事を
次々と見て、聞いて、体験することになった3人の物語は
歴史に疎い私でも十分楽しめるエンターテインメントに
仕上がっています。

正妻 慶喜と美賀子(下)正妻 慶喜と美賀子(下)
(2013/08/03)
林 真理子

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テーマ:小説 - ジャンル:小説・文学

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