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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
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龍馬伝
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NHKの大河ドラマは、これまで見通したことがありませんでした。
「大奥」でさえ、原作は読んだけど、数回で挫折したし、
「天地人」も、加藤清史郎くんが出てる間しか続かなかった。
 
 
なのに。

今回は続いとるですよ。
正確には、最初の方を見落として、途中からのめり込んでおります。
ワタクシが生まれて初めて ハマった大河が「龍馬伝」なのです。

ま、きっかけは大森南朋さんが演ずる「武市半平太」を見たいってことで。
軽い気持ちで見始めたら、脚本も素晴らしく、何というか、みんな芝居が上手い。
ハンパなく、隅々まで上手い、ヒトが多い。

最初に心打たれたのは「平井収二郎」で、
なになにミヤサコって、こんな上手かったの~!!
と毎回驚いてたのですが、最期のシーンで

顔のどアップだけで、切腹を演じきったのは感嘆しました。すごかった。

で、ほかのキャストはというと、「岩崎弥太郎」の香川照之は
今さら話題にするまでもない演技の上手さですが、

超みっけモノ! は、「岡田以蔵」の佐藤健クンですよ。

なんだ、この場違いなアイドルマスク。と思ったのは束の間、
めっちゃ上手いですねん。

埼玉のK高時代に原宿でスカウトされ、仮面ライダー電王にも抜擢された
ばりばりシンデレラボーイの若干21歳ですが、

芝居は天賦の才ですか?

いまは毎週拷問を受けてますが、前回は牢に入った武市が
思い余って弥太郎に毒饅頭を手渡し、「以蔵に食べさせてやれ」という。

武市の悲痛を演じる大森さん、
驚愕と苦悩に満ちた弥太郎の香川さん、
絶望の中で、饅頭の意図を知り、受け止める以蔵の健くん。

泣けた、泣けました。
NHKはなくなっちゃいかん局です。受信料のモトはとれてる気がします。

てことで、福山くんの龍馬にあまり関心が向いてないワタクシですが、
はて、このドラマの魅力は何なのだろうか?

と真っ向から向き合うと、それはやはり「オトコの死に様」に違いないと。
死に様とは、すなわち生き様でもあるんだけど。

人ひとりの人生が、短かろうと生きる意義、死ぬ意義を見出して
無数の命によって歴史の変革がつくられていく。
その壮大さの奥底にある エネルギッシュな死、というもの。

・・・・・・・・・・・

そう気づいたら、三島由紀夫が思い浮かんだ。
Youtubeで探してみたら、ちゃんとあった。生前の演説です。



美しい日本語で、淡々と彼の死生観が語られます。3分40秒以降から。

三島は「現代はドラマチックな死ができなくなった」というリルケの言葉を引用し、
いま(昭和40年)は、
「死が生の前提となっている緊張がない。人間は理想なりを考えて生きているので、
自分のためだけに生きていると飽きてくる」と語ります。そして
「大儀のために死ぬのが華々しいあり方」
それなのに、いまは大義がない、と。戦時中は、むしろ幸福な心理状態だったと。

そして自らの死についても、名誉のある死を欲しながらも
時代が悪かったために、何のドラマも持たず、畳の上で死んでいくのだろうと。

実際は、この4年後に、世を揺るがす割腹自殺を遂げるわけですが。

私はその頃、まだ三島作品を読んで理解できる年齢ではなかったので、
ただ人前で腹を切るというショッキングな死に方が怖かったのですが、

多感な十代で三島作品に触れたとき、ん~今自殺されてたら、
すごく影響を受けただろうなと、つくづく思いました。

浅田次郎氏は、それで大学に行かずに自衛隊に入ったわけだし。

と、あらためて「死」に大義名分が伴った時代に思いを馳せ、
これからの龍馬伝を見続けるとともに、

三島作品にも久々に触れてみるか、と思うのです。


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