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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
『雪の女』
雪の女 (創元推理文庫)雪の女 (創元推理文庫)
(2013/01/11)
レーナ・レヘトライネン

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雪女でも雪の女王でもありません。
暑さが少しは和らぐタイトルですが。

流行りの北欧ミステリの、フィンランドもの。
エスポー警察署の女性巡査部長マリア・カッリオが
活躍するシリーズの、これが3作目のようです。
 
 
大邸宅を、悩める女性たちの駆け込み寺として開放する
フェミニストかつセラピストかつ資産家のエリナが
ある雪の夜、無謀にもパジャマ姿で外に出て凍死してしまうという
一見事故だか自殺だか他殺だかわからない事件を謎解く物語です。

刺激的な死体などは出てこない地味目のミステリですが、
フィンランド特有の社会事情、警察組織、宗教行事などなど
地域性のある情報も興味深く読めます。

社会保障の整った国なので、子どももポコポコと生まれ、
登場人物の多くが離婚と再婚を繰り返したり、
レズとゲイのカップルが協力しあって子どもをつくり
二世帯住宅に全員で住むという豪快なライフスタイルがある一方、
厳格な宗教に縛られて、家の奴隷のような生活を強いられ
中絶を認められずにDVに喘ぐ女性も出てまいります。

主人公のマリアは小柄ながら正義感に満ちた辣腕デカ。
自身も結婚したばかりで、避妊リングを入れていたのに
妊娠してしまって、出産への覚悟と激務の狭間に揺れる
女心が切々と描かれています。

というように、あれこれ盛りだくさんなのですが
盛りだくさん過ぎて、これはミステリではなく
ヒューマンドラマなのかなあと思うことしばし。

で、肝心の殺人事件とその後に続く殺人未遂事件は
いっこうに解決への糸口が見つからないままに
どんどん残りのページが減っていくのですが、

突然のマリアのヒラメキによって「謎はすべて解けた」となり
本格ミステリよろしく、セラピーセンターの邸宅に
関係者一同集まったところで「犯人はお前だ」てな展開に。

ええー、そんな伏線、なかったよね?

て疑問を解決すべく、そこからがやけに長い解説が始まって
犯人と被害者の関係やら心情的ないざこざが語られるのですが、

そんなん、ワシ知らんがな。

なんとなく読者をおいてけぼりにしたような解決をみて、
んーこれはやっぱりミステリというより
エンタメだったのかしらん、という不完全燃焼も残るのでした。

ぷすん。
 
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テーマ:小説 - ジャンル:小説・文学

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