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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
『ブラックボックス』
ブラックボックスブラックボックス
(2013/01/04)
篠田節子

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完全無農薬野菜工場。
深夜のサラダパック詰め作業。
ラインに立つのはフィリピン、中国、南米からの
研修生という名目の、超安手な女子労働者。

篠田節子さんらしいハードな切り口の、
ある種の問題提起をする小説です。

主人公は、んー実在のモデルというなら
かつてホリエモンの下にいた美人秘書さんでしょうか。
マスコミにも顔の売れたバリバリのキャリアウーマン。

飛ぶ鳥を落とす勢いだったボスが不祥事で捕まり
会社が潰れて職を失った彼女は、追われるように
ド田舎の実家に戻り、面割れしてない職場を探して
海外からの研修生とともに深夜のサラダ工場で働き始めます。

しかし完全無農薬を謳う科学的な最新鋭の農業は
一歩間違えばバランスの崩れる危険な要素を
はらんでおり、街の子どもたちや従業員は
重篤なアレルギーになったり、奇形児を出産したりと
次々と体に不具合を起こし始めます。

そこで中学時代の同級生らとともに
一念発起した彼女は、大企業を相手に闘うのです。

リアルで緻密なデータに基づく筋立ては
さすが篠田節子さん。コンプライアンスなど
無きに等しいムラ社会で、完全無欠?な人工野菜の
大規模生産が進められていくのが大変不気味です。

息をつく間もなく一気に読み終えてしまったのですが、
うーむ。この静かな読後感はなんだろう。

完璧なまでの構成、調査力。
ヌルさなどかけらもないのだけれど、
完成度の高い物語ではあるのだけれど、

小説として面白いか?

ていうと、あまりにも理路整然とし過ぎてて
なにか収まり過ぎてて、最後のページを閉じた後は、
きっと中身を早々に忘れるだろなあ、という気が
しないでもなく、つまり、

やっぱりベストにはなんないなーってコトなのでした。。



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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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