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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
『一路』
一路(上)一路(上)
(2013/02/22)
浅田 次郎

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参勤交代は形骸化しても幕末まで続いたとのこと。
大名ばかりでなく、旗本も位の高いものはお殿様と呼ばれ、
江戸に屋敷を構えて一年おきに地元と行き来したという。

このお話は明治維新の数年前に、今でいう岐阜、
美濃は田名部のお殿様の行列が、なぜか師走を時季として
中山道をひた走る、その道行きの物語です。

行列を率いるのは、失火による火事で急逝した父の代わりに
江戸より呼び戻された弱冠19歳の「御供頭」、一路。
何の引き継ぎもないまま、藏から焼け出された
家伝書にのっとり、古式ゆかしいスタイルで
仰々しいまでの一団を成し、雪であろうが嵐であろうが
ただひたすらに険しい悪路を突き進みます。

というと、何だか新撰組三部作に継ぐ歴史小説っぽいけど、
これはまた全然違い、作家自身も『プリズンホテル』を狙ったと。
幕末に時代を借りてるけど、エンタメ系、キャラノベ系の
人情味あふれる娯楽小説です。

うつけ者との悪評高いお殿様は、奇行も多いけど、
実は家臣思いの聡明な、統率力あふれる好男子。
全幅の信頼を寄せられた若き御供頭の一路は、個性豊かな
仲間に支えられて、十日余りの行程の中で
幾度も危険に晒されながら、逞しく成長してゆきます。

背後には、跡目争いによりお殿様の命を狙う
陰謀が渦巻き、中山道の宿から宿を継ぐうちに
物語は勧善懲悪の大団円へと向かってゆくのです。

笑いも涙もたっぷりの、すぐにも映画にできそうな
やはり手練れ、としか言いようのない作品です。

バカっぽいのにキメるところでキメるお殿様には
「リーガルハイ」の堺雅人がどうしてもカブる。
そして父の仇を果たした若き御供頭には
「あまちゃん」の種市センパイ、福士蒼汰クンで
いってもらいたいと思います。

一路(下)一路(下)
(2013/02/22)
浅田 次郎

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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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