♪おすすめ Blog

カテゴリ

最新コメント

Link

ブックオフオンライン【PC・携帯共通】

このブログをリンクに追加する

プロフィール

おもしろ本棚

Author:おもしろ本棚
読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

検索フォーム

月別アーカイブ

QRコード

QR

おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
『怪優伝――三國連太郎・死ぬまで演じつづけること』
怪優伝――三國連太郎・死ぬまで演じつづけること怪優伝――三國連太郎・死ぬまで演じつづけること
(2011/11/16)
佐野 眞一

商品詳細を見る


亡くなったことで注目する、というのは良くないことなのかもしれないけれど、
息子の佐藤浩市さんが、役者としての関係でしかない、父としては「非道い」と
目を赤くして言ったとき、どういう人だったのか俄然興味が湧いて、

伝記のようなものを探してみたのです。
 

読み始めて「むむ」と思ったのは、
三國さん本人よりも、ライター自身が前へ前へと出てくるような文章で、
なんだかバイアスかかってんなあ、と思って、あらためて著者を見たら

佐野眞一さん、て

さいきんどっかで聞いたよなー・・・あーっ!!
橋下さんを激怒させた『週刊朝日』のライターだよね!!

そっかー、と思いつつ読み進みますと、この本自体は
三國さんが88歳のとき、映画作品をともに振り返りながら
本人宅で行った長時間のインタビューを基に書かれたもので、

すでに人生の山も谷も越えた穏やかな胸中にある方の話とはいえ、
被差別部落出身者として生まれ、兵役を嫌って大陸に逃亡し、
闇商売に手を染め、何人もの女を渡り歩き、と
その波乱万丈の人生は、やはり並大抵のものではない。

しかも二枚目。本当に二枚目なんですが、役者はひょんなことから
銀座で声を掛けられたことによって始めた仕事。
それでいて、尋常ならぬ役者魂を持ち、安定を嫌い、
常に挑戦的な姿勢で作品に取り組んできたのだということが
ひしひしと伝わってくるのが凄いところです。

佐藤浩市さんは三番目の妻、神楽坂芸者のひととの間に出来た息子ですが、
三國さんは妻子も家も捨て置いて、放浪の旅に出てしまう。
確かに、父にも夫にもしにくい人ではあったのでしょう。

しかし読み終えて何か物足りないのは、やはり何時間かのインタビューと
昔の作品紹介や雑誌記事からの抜粋で、その人すべてを語ろうという
この本の構成で、いや、できればもっと違う視点、周囲の人間とか
そういう厚みがないと、やっぱりライターのバイアス越しにしか
見られないってことだよな、とも思うのでした。

そんなわけで「飢餓海峡」「本日休診」など初期の作品を観たいのですが、
TSUTAYAなどには置いてないもよう。
うーん。見たいなあ。どこかで特集やらないかなあ。
 
スポンサーサイト

テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
http://marmadays.blog2.fc2.com/tb.php/596-5606d620
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)