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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
『小鬼の市』
小鬼の市 (創元推理文庫)小鬼の市 (創元推理文庫)
(2013/01/29)
ヘレン・マクロイ

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ヘレン・マクロイ(1904~1994)はアメリカの実力派推理作家、
とのことなのですが、多数の作品のうち邦訳されたものは少なく、
最近になって「発掘」された作品が増えてるようです。

この作品も1943年刊行で、今年初めて邦訳出版されたもの。
 

心理学者のウィリング博士シリーズの第6作目らしいのですが、
初めて読んでも十二分に楽しめる、本格派の推理小説です。
訳の上手さもあるのでしょうが、とても70年前の小説とは思えないほど
切れ味があって、映画的な描写で新鮮な驚きがあります。
なんで今まで訳されなかったんだろう。

時代は真珠湾攻撃のすぐ後くらい。つまり書かれた時点では
第二次世界大戦の真っ只中というリアルタイムと思われます。

カリブ海の島国サンタ・テレサにやってきた正体不明の文無し男スタークが、
米オクシデンタル通信社の現地支局長の不審死に遭遇し、
何とその後釜に居座って、事件の真相を探る、というストーリー。

記事をタイピングするときはカーボンを挟んでコピーをとり、
アメリカ本社との連絡に使う電報は通信費を抑えるため、
最低の字数に文言を絞り込む、という当時のインフラが行動に制約を与え
それ故に暗号を駆使したトリックが使われる。
 
これがSFものだと時代差が辛くなるのですが、推理小説を読む分には
それはそれで現実味を表すものとして大変面白い。
暴漢に襲われるときのやり口は「日本の柔術」というあたりも
当時から技が世界に広まっていたのかと、興味深いものがあります。

それで肝心のウィリング博士はなかなか登場しないのですが
いったいどうなってるの、と思ったら、なるほどそういうことね。

ほかの作品も次々と刊行予定がありそうなので、
読んでみたいと思っています。

んー今年はガイブンの方が面白い作品に出逢ってるなあ。
和モノのヒットを探してるんですが。

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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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