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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
よくできてる!「ならずものがやってくる」。
ならずものがやってくるならずものがやってくる
(2012/09/21)
ジェニファー・イーガン

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「著者のジェニファー・イーガンはスティーブ・ジョブズの元カノ、
という情報は、この小説によって“ジョブズはイーガンの元カレ”と
変わるかもしれない」という中島京子さんの書評を読んで、
これは読まないわけにはいかんと思った本です。

ピューリッツァー賞やら、全米批評家協会賞を取っているという
肩書きよりも、強烈なインパクトの書評でしょ。

そういう大きな期待を持って読むと
たいてい裏切られるものなんだけど、
この小説はほんとに凄い! 看板に偽りなし!

元パンクロッカーで、売れっ子音楽プロデューサーのベニーと
有能だけど盗癖持ちの秘書サーシャを中心とする世界が
違う語り手、違う文体、違う時代、違う場所、
違う手法で綴られた、A面B面、13の短編が収録されている、という
アルバムレコード的作りになっています。

ベニーとステファニーに新婚時代の章、
大学時代のサーシャに惚れてるボビーの章、
ベニーと別れたステファニーの元上司、ドリーの章、
ベニーの高校時代のバンド仲間、スコッティの章、
バンド仲間の愛人ルーの娘と息子、チャーリーとロルフの章、
近未来のサーシャの娘アリソンの章…など。

時間を横糸に、登場するさまざまな人々を縦糸にして
ねりに練った緻密な構成と細かい手仕事のタペストリーの
傑作を見るような読み心地。

パワーポイントのスライドで構成される短編などもありながら、
センチメンタルな部分にぐいぐい迫ってくるところも凄い。

アメリカの音楽シーンに詳しくない私には
たぶん消化しきれない部分もある内容ではあるけれど、
そんなこと関係なしに
「凄いものを読ませてもらったー」と思えた小説でした。

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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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