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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
『爛漫たる爛漫』
爛漫たる爛漫: クロニクル・アラウンド・ザ・クロック (新潮文庫)爛漫たる爛漫: クロニクル・アラウンド・ザ・クロック (新潮文庫)
(2012/11/01)
津原 泰水

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一昨年読んだ『11 eleven』はその年のマイベストでしたが、
津原さんは以前少女小説を書いてた方らしく(未読)、
これはまた、そこに近づくような青春推理小説ってことで
興味をもって手に取りました。
 
 
ライトノベルふうな装丁ですが、もちろん津原さんの作品ですから
そんなことはなく、つんつんトンガっています。

主人公は、不登校女子中学生の「くれない」。
といっても学校に行ってないだけで、彼女はすこぶる活動的。

音楽ライターの母「むらさき」とはつかず離れずの距離をおき、
ネカフェで寝泊りしつつ酒タバコもあり、という素行不良はともかく
理解ある担任教師との関係は良好だし、悪い仲間もいない。
何より彼女は「絶対音感」を持っていて、自身はクラシックで育った
耳を持ちながら、とある事件を通じてロックに深く触れていくのです。

事件とは、固定ファンをつかむ実力派ロックバンド「爛漫」の
人気ボーカル、ニッチが薬をやって死亡する、というもの。
これが殺人ではないかと疑うニッチの年子の兄、エツオとともに
くれないは、真相解明に身を乗り出していくのです。

この展開を際立たせるのは、やはり音楽に造詣のある津原さんが
ロックを語り、ギターを語り、音へのこだわりをとことん見せてるとこでしょう。

ワタクシは中高時代ブラバンに所属して、ヘタながら楽器をいじくっており、
今もちょくちょくいろんなジャンルのライブに行ったりしてるので、
ここに描かれるバンドライブや超絶技巧ミュージシャン、ファンの熱狂などは、
いくぶん理解できているつもりなのです。

が、ギターを弾いたことはないのでブランドの価値を知らないし
管楽器のチューニングはわかっても、ギター弦の音幅を微妙に変えて合わせたり、
一つの弦だけをカスタマイズして高さを変えたり、瓶をピック代わりにするという
ロックな音のこだわりが、実感としてまったくわかりません。

それが悔しくてねー。わかってる人ならもっと面白さが増すのか、
あるいはそういうとこで引っかかっちゃうのか。
もっと音を勉強したいなあと思いましたです。音楽好きなんで。

・・・

ただですね、そこまでマニアックであるがゆえに気になった弱点も。
くれないちゃんのファッションが、ザクっとしすぎw
こういうキャラなら着るものにも相当のこだわりがあるはずで
それなのに「ブランド」を「ブランド」としか書かないってのは
作家の不得意分野っていうのが明らかすぎて。

まあ、この前に読んだ『スタッキング可能』で、女子視点からの
ブランドによるキャラ分けがきっちり具体的に描かれていたので
余計にそう思ってしまったのですが。

「カシミヤのカーディガン」と「ジーンズ」を同時に扱うブランドって
おばちゃんの乏しい知識じゃ「ユニクロ」しか浮かばなかったよ。。

で、ミステリとしては、やはり音にこだわった謎解きになっていくので
異色といえば異色ですね。全3部作、とのことなので、引き続き
今出てる第2部も読もうと思っています。

ていうか、『ブラバン』も読んどかなくちゃ。

廻旋する夏空: クロニクル・アラウンド・ザ・クロックII (新潮文庫)廻旋する夏空: クロニクル・アラウンド・ザ・クロックII (新潮文庫)
(2013/01/28)
津原 泰水

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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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