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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
「名作うしろ読み」 斎藤美奈子
名作うしろ読み名作うしろ読み
(2013/01/24)
斎藤 美奈子

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タイトル通り、いわゆる名作というか古典を、
最後の1行をキーワードに読み解く、というコンセプトの書評集です。
あとがきにあるように、最後を語るとネタバレになる可能性があるけど、
それがなんぼのもんじゃい。
お尻がわかったくらいで興味が半減する本など、大した価値はない。

まさにその通り。
書評といっても1作につき見開き2ページ、
で斎藤美奈子がサクサク語るので、サクサク読めます。
 

 
この人の書評は読んでいて、おお、そうそう! と思うところ、多いです。
この本も相手はいわゆる名作だけど、それに対して「何なの、これは!」
とつっこんでくれてます。
例えば「私小説は読者をあきれさせてナンボの『たわけ自慢』の世界である」とか、
『ビルマの竪琴』は今読むと「ビルマの人々の目は全く意識されていない」
「どこまでも『われわれ日本人』の物語なのだ」とか、梅棹忠夫が大胆な文明論を発表しながら、
実はその時点ではまだヨーロッパを実地に見たことがなかったと知ってぶっ飛んだり、
『二十四の瞳』、7人の女の子たちのたくましさの反面、大石先生は「ただのひ弱な優等生」と
バッサリ言い捨てたり、『車輪の下』は「子供に過度の期待をかけた大人の罪」
「『親御さんの必読書」とか。

斎藤美奈子って、私たちの感覚につながるところがありますよね。
と言うと、私たちって誰?と言われてしまうかもしれませんが、おも本的感覚というか。

たとえば
中上健次の『紀州』の項で、中上が司馬遼太郎の『街道をゆく』を批判している部分を引用していて、
ちょっと笑っちゃいましたけど。

ちなみに。
ネットで調べたところ、読売新聞連載時はもっと過激な言い方もしていたみたいです。
例えば水島上等兵を自己チューと言っていたようで、そのあたり、読者のお叱りがあったりして、
その辺が大幅に改稿されているんだろうか。

書評を読んで読みたい、もう一度読みたい、と思った本も何冊かあります。
どお~しても読めなかった林芙美子『放浪記』はただの20歳前後の女の子のブログと思って
読むと話が見えてくると書かれていて。
ふーん。
でもこれは、読み返さないと思うけど。
 
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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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