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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
不思議がくるくる「天使のゲーム」。
天使のゲーム (上) (集英社文庫)天使のゲーム (上) (集英社文庫)
(2012/07/20)
カルロス・ルイス・サフォン

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前作「風の影」で、「忘れられた本の墓場」という
魅力的な場所をバルセロナの旧市街の設定し、
空想の翼を広げさせてくれた
カルロス・ルイス・サフォンが
7年ぶりに放つシリーズ第2弾です。

途中まではテンポの速いストーリー展開に引き込まれ、
下巻の半分くらいでいろんな謎がわけわからなくなり、
さらに主人公ダビッドの意外に武闘派なことに面くらい、
最後にすとんと腑に落ちると思いきや
謎が謎のまま小説は終わりました。

でも、読み終わってから、もう一度よく考えて、
訳者あとがきもじっくり読み、
ああ、そうなのかあ、とじわじわわかってきた部分もあり、
作者の張り巡らした伏線や
あの場面のあのセリフの深い意味に気づいたりして、
なかなかすごい小説だったかもしれない、
と思っています。

背景は1920年代のバルセロナ。
若手作家ダビッドは「忘れられた本の墓場」から
1冊の本を持ち帰る。
その数日後、見知らぬ編集者から不思議な依頼があり、
新しい本を書き始める彼の周辺に次々に奇妙な出来事が起こり…。

時間も常識も飛び越えて、
永遠のループの中でぐるぐる回ってしまい、
誰が誰であるのか確信が持てなくなる物語の中、
若い女性アシスタントのイサベッラだけが
リアルで確かな存在として、
読み手にとってもある種の救いです。

そのイサベッラの一人息子が後に成長し、
「風の影」の主人公ダニエルになるということが
最後にわかります。

う~ん、壮大。
この後、第3弾、第4弾が続くそうなので
10年単位で楽しめそう。

影の街・バルセロナは「風の影」に続いて
通奏低音のように物語の背景にずっと流れる
もう一つの主人公。

シウダデラ公園の植物園横のベンチに座ったり、
サリア地区のお屋敷巡りをしたり、
バルセロネッタの海岸線を歩いたり、
旧市街の怪しい小路をふらついたり、
頭の中のバルセロナ散歩を堪能できる本でもありました。

天使のゲーム (下) (集英社文庫)天使のゲーム (下) (集英社文庫)
(2012/07/20)
カルロス・ルイス・サフォン

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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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