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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
イタリアは深い、「祖母の手帖」。
祖母の手帖 (新潮クレスト・ブックス)祖母の手帖 (新潮クレスト・ブックス)
(2012/11/30)
ミレーナ アグス

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新潮クレストにしては薄い。
字も大きいし、改行も多い。
物理的に読みやすい条件を備えているのですが、
これは意外に曲者で。

読んでは、一息ついて味わい、
消化し、先を読む、で時間がかかりました。

イタリアのサルデーニャ島を背景に
豊かな黒髪の官能的な女性と
痩せた義足の「帰還兵」との激しい愛を
女性の孫が淡々と語る形式です。
サルデーニャの「ボヴァリー夫人」との評もあるそうですが、
「ボヴァリー夫人」を読んだことがない私は
「サルデーニャの『マジソン郡の橋』だわ」と
思いながら読んでいました。

しかししかし。
そこは歴史の長さが段違いのイタリアのお話。
出会って、愛し合って、別れるだけでは終わりません。

「祖母」と愛のない結婚をした「祖父」。
その「祖父」に売春宿のサービスをする「祖母」。

何回かの流産の後、
子供を作るために結石の温泉治療に行き、
運命の人に出会ってしまう「祖母」。

サルデーニャに戻って、「父」を産んだ「祖母」。
3人家族のいたわりと狂気と愛の生活。

そして、「祖母の手帖」に続いて
「帰還兵の手紙」を読んで事実を知る「わたし」。

そういう物語が、祖母の住むサルデーニャ島・カリアリの、
トマトとオリーブオイル、エニシダとジェラニーム、
海からの光と風などを
これでもかこれでもかと絡ませながら展開します。

少しだけ引用します。

「祖母はほんとうにカリアリとその海、
それに薪と暖炉と馬の糞と小麦とトマトと
暖かいパンの混じった匂いのするふるさとの村が大好きだった。

でも彼、「帰還兵」ほどではなかった。
祖母は彼のことがほかの何よりも好きだった。」

濃厚な料理と芳醇な赤ワインの味わいを持つ
まじ、おすすめの1冊です。
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