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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
『六人目の少女』ドナート・カッリージ
六人目の少女 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)六人目の少女 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
(2013/01/10)
ドナート カッリージ

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森の中で見つかった左腕は六本。
いずれも連続誘拐事件の被害者の少女たちのものとわかった。
しかし、誘拐されたのは五人。
あと一人は誰?
両親はなぜ届け出ない?

そして六人目の腕の少女は、なんと恐らくまだ生きている。
彼女はどこにいる?
やがて発見される一人の遺体、そしてまた一人と・・・。

失踪人捜索のエキスパートのミーラ、犯罪学者ゴラン・ガヴィラら
五人の特別捜査班は必死で捜査を続けるが…。


犯人は小児性愛者?という思い込みはあっさり打ち消され、
多重人格?と見せかけてすぐ否定する要素が出てきて、
あっ、こいつだったのか!と驚く間もなくそいつじゃないとわかり、
妻に逃げられて5歳の子供と暮らすガヴィラ博士の父性愛もどこか胡散臭い。
仲間だったはずが実は…。怪しいと思ったらそれが・・・。

もう誰も何も信じられなくなり、
二段組み510ページを息もつかせぬスピードで最後まで読ませます。
真犯人がわかって、一応事件は終結したかに見えても、
恐怖はまだ続く。

『六人目の少女』原題はイタリア語で『囁くもの』という意味が
ようやくここでわかります。

せめてハッピーエンドに、の読者の願いもむなしく、
最後の2ページは本当に怖い、怖いです。


カッリージはイタリアの作家ですが、この作品はイタリアが舞台ではありません。
懸賞金が「一千万」とだけで、通貨の単位は明らかにされず、
登場人物の名前も、ロシア風、イギリス風、フランス風、ギリシャ風、色々です。

作者は「場所を特定しないことによって、いま、この瞬間にも
自分の身近で起きていることだと感じ、その結果、本作品のテーマである 
《悪》に臨場感が生まれる」と言っています。

確かに、架空の都市であるとすぐに気がつきますが、全く違和感はありません。
ここでミーラたちが対峙する《悪》は、実は日常の身近にあって、
誰も気づかぬうちに深く私たちのうちに入り込んでしまっているかもしれない。

サイコ・サスペンスと言うよりは、真冬のホラー。
面白かったあ!

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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

コメント
ひねりがいろいろ
読み終わりました。
読み始めは、特にどこの国とも意識してなかったけど、
「一千万」に通貨単位がないのに気づいて「あれ?」と初めて気づきました。
架空都市だったのですね。

そにかく怖い話ですねー。しかし真相に行き着くまで、
どんだけ犯人が出てくんだよ! な大混乱でした。
よく練られた面白い話ですが、あまりにも盛り込み過ぎてて
お腹いっぱい、アタマぱんぱん、な1冊。

ランチメニューで言えば、メンチカツ定食、な
ハイカロリー小説だったと思います。
 
[2013/04/02 23:38] URL | ままりん #- [ 編集 ]


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