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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
片岡義男『ミス・リグビーの幸福』(早川書房)
ミス・リグビーの幸福―蒼空と孤独の短篇 (ハヤカワ文庫 JA カ) (ハヤカワ文庫JA―片岡義男コレクション)ミス・リグビーの幸福―蒼空と孤独の短篇 (ハヤカワ文庫 JA カ) (ハヤカワ文庫JA―片岡義男コレクション)
(2009/06/10)
片岡 義男

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ハヤカワ文庫JAで連続して出された〈片岡義男コレクション〉全3冊の最終巻。
この本には、1977年9月から84年10月まで、『ミステリマガジン』に不定期連載された
〈私立探偵アーロン・マッケルウェイ〉シリーズの全11作が収められています。



主人公のアーロンは、カリフォルニアの21歳の私立探偵。
探偵が主人公の小説だから、派手なアクションや華麗な謎解き、美女とのラブ・アフェア……が
期待されるところですが、そこは片岡ワールド。舞台のアメリカ西海岸の夏のようにカラカラに乾いています。
いっさいの心理描写、心象風景を省いた文章。ストーリーらしいストーリーのない、カタルシス皆無の物語。


だけど、主人公をはじめ、登場する女性たちの誰もが格好良いのですなぁ。例えばこんな風に……

……歩いていくうしろ姿は、都会の女性らしい、ほそりと洗練されたものだった。まっすぐな肩から、きれいにのばした背すじが腰へ落ち、くびれた胴がかたち良く張った尻や腰に広がっていた。ぴったりと体に合ったブラウスとスカートが、彼女の体をおおっていた。長い脚はくるぶしでよくしまり、気品のあるハイヒール・サンダルのストラップがナイロン・ストッキングにくるまれた足首にまわっていた……

それから特筆すべき点は、カタカナ言葉の使い方。和製英語化された嘘八百の言い回しではない、
「オン・ザ・ロックス」「ボールポイント・ペン」「ウォッシュド・アウト・ブルージーンズ」
「キャシーア」の格好の良いこと。
作中で「ジーパン」とか「Gパン」とか、平気で使う作家に読ませたいね。

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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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