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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
期待のお正月本「64(ロクヨン)」。
64(ロクヨン)64(ロクヨン)
(2012/10/26)
横山 秀夫

商品詳細を見る


「このミス」国内部門第1位作品。
図書館ではとんでもな人数の予約待ちが入っています。
友人が貸してくれて、こんなに早く読めるなんて幸せ。

「おもしろ本棚」忘年会で発表された
「2012年マイベスト本」で、数人の方が挙げていた
横山秀夫さん久しぶりの警察ミステリーは
600ページを超える大作。
これでお正月の読書生活はばっちりでしょう。


ベスト本に挙げたMさんは
「たくさん買ってメンバー全員に配りたい!」と
熱い思いを語っていました。

ところがこの本を貸してくれたSさんは「う~ん、微妙」との感想。

感想のばらつきに高まる期待。さてさて。

長い前フリになりましたが、簡単にあらすじを。
物語の舞台D県で起きた少女誘拐殺人事件「64」は未解決のまま14年たつ。
主人公はD県警広報官・三上。64の捜査にも当たった刑事なのだが、
警務畑に異動になり、警察内でも難しい立場にある。
そんなときに新たな誘拐事件が起こり、
刑事部と警務部、県警幹部と取材記者のはざまで
迷い、揺れながら、自分の立ち位置を見定めていく三上。
やがて、事件は大きく展開し…。というお話です。

一気に読み終えて、「絶賛」と「微妙」どちらもわかる気がしました。

巧みなストーリーテリング、周到に用意された伏線にミステリーの醍醐味を堪能。
かと言って、謎解きや犯人探しだけが独走するのではなく、
職業人として、夫として、父親として苦悩する三上さんの
心理がきちんと描きこまれているので、人間ドラマとしての読み応えも十分です。

それでも「微妙」と思ってしまうのは、
物語の前提となっている「組織の力学」。
大きな組織を一歩離れて外から見ると、
その組織の理論が「ばっかみたい」に見えてしまうという側面もあるように思うのです。

大きな組織で中枢となって働いている人にはすごく感情移入できる小説で、
高い評価をするのを理解できます。
でも、私もそうだけど、組織の階段を昇って行こうとしていない者にとっては
組織に人生重ねちゃうってどうよ、という居心地の悪さもある小説でした。

でも、おもしろいのはたしか。
重たい647ページ、読んで損はありません!
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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

コメント
むむむ(´・_・`)
体言止めの多用とか、ニヒリスティックな構え方とか、いちいち周囲の言動に理屈のつく文章が鬱陶しくて、はじめは読み進まなかったのですが、さすがのストーリー展開で、途中からぐんぐんいってしまいました!

三上のごとく「俯瞰」すれば、「どいつもこいつも自己保身ばっか考えやがって、国民の税金を無駄にするでない!」というアホらしさもなくはなかったのですが、閉ざされた組織の中におけるポジショニングが人生のステイタスという、多くの男の方々の指向性は、会社生活でも思い知らされたし、リタイア後の地域の自治会でさえ派争いがあるのを見てるので、理解できなくはありません。
もちろん、そういう男性たちには貞淑で従順で美しい妻が必需品であることも。

しかし、そんなことはおいといて、やっぱり事件の大きな展開に向けての緊迫感の描写はあっぱれですよねー。まさに息を呑む展開。
これだけで、この小説を読んだ価値がありました。素晴らしかったです。

ただ、ただですね。

そもそも物語を大きく動かすキモとなる出来事が、
「それって、ぜったい無理ちゃいます??」
としか思えなかったので、ミステリとしての土台がなあ、
という疑問符がずっと付きっぱなしでした。

確かに「絶賛」と「微妙」です。。
 
[2013/01/13 11:55] URL | ままりん #- [ 編集 ]


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